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18年ぶりに再会した同級生と再婚。バツイチの出会いはどこにある?

 進学や就職などで地元を離れる人は多いですが、将来戻ってくることは珍しいことではありません。
帰省、旅行

写真はイメージです

 しかし、離れている期間が長いと、昔の友人たちも地元を離れてしまったり、残っていても疎遠になって連絡を取りづらかったりするものです。

実は「地元」に、運命的な出会いがあるかも…

 離婚を機に一人息子を連れて、名古屋から実家のある石川県に戻ってきた田村祐実さん(仮名・40歳/看護師)も仕事場である病院と自宅を往復する毎日で、お茶をするような友達はいなかったといいます。  ところが、実家に戻って1年が過ぎたころ、ある男性と運命的な再会を果たします。
田村祐実さん(仮名・40歳/看護師)

田村祐実さん(仮名・40歳/看護師)

「母に子供を任せて美容室に行った帰り、地元の駅前にあるカフェで休んでいたんです。普段ひとりの時間なんて取れないし、読書をしながらのんびり過ごしていました。  けど、近くに座っていた同年代くらいの男性が私のほうをジーッと見ていたんです。なんだか怖くて店を出ようかなと思ったとき、その人が近づいてきて『すみません、○○さんですか?』って話しかけてきたんです」  名前を呼ばれて思わず「はい」と返事をしてしまった祐実さん。すると、男性は「やっぱり! ○○中で同じクラスだった純平だよ。田村純平(仮名)」と名乗ります。その名前を聞き、中学時代の記憶が一瞬でよみがえったそうです。 「中学2年と3年のときのクラスメイトでした。たまたま同じバンドが好きだったこともあって仲良くなり、日頃からよく話をしていた数少ない男子でした」  思わぬ再会で盛り上がり、それから1時間ほど昔話に花を咲かせていた2人ですが、連絡先を交換してその日は別れます。ただし、この日から毎日LINEでやりとりをするようになったといいます。  彼との再会を母親に話すと、「このチャンスを逃したら次はないよ!」とハッパをかけらたそうですが、当初はそういう意識は持っていなかったとか。

子供がいるから交際に踏み出せない

シングルマザー

※写真はイメージです(以下、同)

「ものすごくプレッシャーをかけられましたね。今となっては背中を突き飛ばすくらいに押してくれたことには感謝ですけど。  もちろん、私だって鈍感(どんかん)ではないですから彼とLINEや電話をしたり、一緒にご飯を食べに行ったりして好意を持ってくれていることはわかりました。実際、再会して3か月くらい経ったころに交際を申し込まれました。ですが、そのときに一度断ってしまったんです」  相手もバツイチ独身で問題はなく、祐実さんも次第に彼の性格や人柄に惹かれていました。それでも幼い息子がいることで一歩を踏み出すことができませんでした。 「けど、彼は『チャンスがほしい!』とあきらめず、その言葉に私もどこかホッとしていました。それからも私たち親子を積極的に食事に誘ってくれたり、いろんな場所に連れて行ってくれて子供も次第に懐いていくのがわかりました。  それで断ってから7か月ほど過ぎたとき、再び交際を申し込まれてお付き合いをすることになったんです」
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母親と義母が結婚を機に仲良しに
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