兄だけ優遇する両親にモヤッ、結婚祝いの金額差に大ショック
日本は戦前まで家父長制があったことから、男児信仰が根強く残っています。兄妹間において、男性だけが優遇されて育ってきた経験がある人もいるのではないでしょうか。
浅井文香さん(仮名・30代)は、幼少期より「お兄ちゃんは男だから」「あんたは女だから」と両親に言われて育ってきたそうです。
文香さんには、2つ年の離れたお兄さんがいます。幼少時代、仲の良い兄妹だったこともあり、文香さんは何かとお兄さんの真似をしたがったそう。
「兄が空手をはじめれば『私もやりたい』と言い、バスケのクラブチームに入れば同じように『入りたい』と母にごねていたのをよく覚えています。けれど、そのたびに『あんたは女の子だからスポーツはやらなくていい』と母に言われました。結局、私は兄がはじめたスポーツを何1つやらせてもらえませんでした」
家父長制が根強く残った家庭で育った文香さんは、何かあるたびに「あんたは女だから」「お兄ちゃんは男だから」と言われて育ってきたそうです。
「高校受験でも、兄は希望する私立高校へ進学。兄が私立高校へ入学したため、私は公立高校の選択を余儀なくされました。理由はもちろん、私には教育費をかけられないからです。女だから学力もあまり必要ないと言われました」