40代で月収5万の家庭教師…大学院卒ワーキングプアの現実

仕事もない、友達も少ない、結婚相手もいない……そんなオトナが増えている。急増するSNEP(スネップ=孤立無業者)。決してヒトゴトではない「無職・独身」のリアルとは?

高学歴ワーキングプア、もう後戻りできない…



●中井壮平さん(仮名・49歳)のケース

・職歴:大学院卒。私立の中高一貫校で教師になるが、体を壊して4年で退職。予備校教師や家庭教師で食いつなぐ
・現在の貯蓄額:約300万円


 大学院を出ても非正規雇用や無職となってしまう「高学歴ワーキングプア」が社会問題になっているが、40代となるとその状況は本当に厳しい。

40代で月収5万の家庭教師…大学院卒ワーキングプアの現実 大学院の博士課程まで進み、現在は予備校講師、家庭教師の仕事をしている中井さんは、「週に家庭教師の授業が1コマだけ」という無職同然の時期も、最近は増えてきているという。

「予備校もネット配信の授業が増え、必要な講師の数が激減している。枠が空いても年齢が高い私には声がかかりにくく、5年間レギュラーの授業がない時期もありました。

 しかも私は、指導できる専門教科は国語だけ。そのため家庭教師でも教えられる生徒は一部に限られてしまい、月収が5万くらいまで落ち込むときもあります」

 もともとは研究者志望で、中高一貫校の教員も務めたが、4年目に体を壊し退職した。

「私は“国語を教える”以外の仕事の経験はほぼゼロです。今から手を広げようにも、何の技術を身につけるべきなのかわからないし、コンビニ店員のような仕事も適応できるか不安です。

 親も他界して実家もなく、結婚する相手も財力もないので、不安でも一人でこの仕事を続けるしかないんです。40代後半の私を雇いづらいのはわかりますが、最低限の生活ができるだけの仕事は与えてほしいです」

 最近、代々木ゼミナールが27校のうち20校を閉鎖したように、この業界は先細りが見えている。中井さんのアパートには、専門書が詰まった大きな本棚とコタツ、そしてあちこちに近鉄バッファローズのグッズが置いてあった……。

 専門分野がはっきりしているために、その分野がすたれると後戻りできない……教師に限らず、専門職の人たちにとっては死活問題である。

<ILLUSTRATION/Alexoakenman>

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