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トップアイドルが生放送中にパニック発作。他メンバーがとっさの対応

「他人から何を言われようと、自信を持とう」力強いメッセージを発信し、圧倒的な支持を得ている英ガールズグループの『リトル・ミックス』。しかし、ファンに勇気を与えてきたメンバーたち自身も、大きな苦しみを抱えているようだ。ネットリンチにより不安神経症を抱えるようになったと明かしていたジェシー・ネルソンが、先日出演したラジオ番組でパニック発作を起こしていたことがわかった。

ライブ演奏の直前に異変。他メンバーがとっさの対応

ジェシー・ネルソン

ジェシー・ネルソン

 リトル・ミックスのメンバー(ジェイド・サールウォール、リー・アン・ピノックペリー・エドワーズ)とともに、イギリス『BBCラジオ1』のライブ・ラウンジに登場したジェシー。ライブでは、リトル・ミックスの新曲『ホリデー』や、ハリー・スタイルズの曲『フォーリン』のカバーを披露した。 『BBCラジオ1』のSNSで公開されている映像を見る限りでは、ほかのメンバーと美しいハーモニーを奏でながら、しっかり歌い上げている様子のジェシー。特に何の問題もないようにみえるが、実はこの直前、突然パニック発作に襲われていたことがわかった。  自身のインスタグラムでこの事実を明かしたジェシーは、こう綴っている。 「今日はすごく神経質になっちゃって、ライブ・ラウンジで歌う直前にパニック発作に襲われたの。でも、ペリーがまさにプロといった感じで、急遽私のパートを歌って、見事に決めてくれた」  今回、発作に襲われたジェシーをフォローしたペリーだが、実はペリー自身も重度のパニック障害を抱えていることをSNSで告白している。ただ、セラピーに通ったり、SNSを見る時間を制限したりすることで、最近は徐々に症状をコントロールできるようになってきたという。そうした自身の経験もあってか、ジェシーの異変をいち早く察知できたのかもしれない。

「太っていてブサイク」ネットいじめで不安神経症に

 世界的な人気を誇るボーイズグループ『ワン・ダイレクション』を輩出した英オーディション番組『Xファクター』から誕生したリトル・ミックス。今では国民的女性アイドルグループとして知られる存在となったが、メンバーたちは有名になるにつれ、苦しい経験もしたようだ。
リトル・ミックス

ニューアルバム『CONFETTI』をリリースしたリトル・ミックス
左からジェシー・ネルソン、リー・アン・ピノック、ジェイド・サールウォール、ペリー・エドワーズ
(※画像:リトル・ミックスのウェブサイトより)

 たとえばメンバーのリー・アンは、テレビ番組のなかで自分の肌の色に悩んでいたことを告白。「自分はグループのなかで“最も暗いメンバー”だったから、見えない存在、見過ごされる存在だった」と語り、苦しい道のりを歩んできたことを明かしている。  そして、今回パニック発作を起こしたジェシーもまた、世間からの批判に対する恐れから不安神経症を患っていることを先に打ち明けている。 「以前は、他人が私のことを見て話していると、“一番太ったヤツ”とかひどいことを言っているんじゃないかと不安になった」  ジェシーがこのような恐れを抱くようになった背景には、ネットでの心ない誹謗中傷が影響しているという。元々は自分の外見にコンプレックスがあったわけではないようだが、『Xファクター』で優勝した後、SNSに心ない中傷コメントが大量に送られてくるようになったそうだ。「太っていてブサイク」といった外見への批判から、「なんでガールズグループにいるの? 死ねば」といった存在そのものを否定する言葉まで、絶え間なく罵詈雑言を浴びせられることで、精神的に追い詰められていったという。そうした日々に嫌気がさしたジェシーはある日、自宅で薬を大量摂取し、死のうとしたこともあったそうだ。そのときは幸いにも、当時の交際相手が異変に気がつき、病院に搬送されたため命に別状はなかった。  ただ最近では、こうした“ネットいじめ“をあまり気にしなくなったと語る。 「今は自分に自信がついた。自分を見て、『私って素敵』って思えるところに来るまで長い時間がかかったわ」
「人から太っていると言われるのが怖くて、お腹を出すような恰好をするのが嫌だったものだけど、今はそんなこと気にしない。私を太ってるヤツとか、メイクが濃すぎとか言う人は今でもいる。でも、もう気にしない。私がどう感じるかが一番重要だから」  一見、華やかな世界に生きているように見えるセレブたちも、その内面では大きな葛藤を抱えている。 <文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>
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