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「100年に1人の逸材」棚橋弘至が語る“新日本プロレスの今”【プロレス女子の手記2】

東京ドームで泣いた「オカダ・カズチカ」

オカダ・カズチカ選手

オカダ・カズチカ選手 (C)NJPW

 毎年1月4日に東京ドームで行われる、新日本プロレスの大イベント「1.4(イッテンヨン)」。プチ鹿島氏も、“プロレス初詣”として欠かさず行っているという。今年のイッテンヨンで、衝撃的な出来事が起こった。――オカダが泣いた。ポーカーフェイスで知られるオカダ・カズチカが、棚橋に負けて号泣したのだ。 プチ鹿島:今回のオカダ戦では、いつもの“ヘロヘロになるまで戦って、最後に勝つ”という棚橋選手のスタイルとは違って、「もうお前の面倒はみない。俺のプロレスを見せつける」というのを感じました。 棚橋:自分のスタイルとは違った試合になったので、試合後の充実感はあまりなかったんです。でも2年前オカダに言った「IWGP(新日本プロレスのタイトル)は遠いぞ」という言葉が、自分の中で宙ぶらりんだったんですよ。翌年あっさりオカダに負けちゃったので(笑)。それが今回の試合で着地した感じはあります。 オカダが泣いたことによって、空気がガラっと入れ替わりました。それまでは、新日本プロレスの主人公はあくまで俺だったんです。RPGで言うと、俺が勇者で、オカダがラスボス。それが今回、「オカダ、頑張れ!」という流れになりました。これでまたオカダ人気が上がるんでしょうね(笑)。 プチ鹿島:負けたほうにもスポットライトが当たる、というのがプロレスならではですよね。
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苦悩の時期が長かった「中邑真輔」
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