ホラーの女王が営むバーに潜入取材! 大森南朋との大胆濡れ場の撮影秘話も

 日本映画界でホラークイーンと称される三輪ひとみさんに、彼女が女優業の傍ら経営するBAR「Bonne eau(煩悩)」でお話を伺ってきた本インタビュー。最後は三輪さんの“本業”についてお話を伺いました。 ⇒【中編】「悩める女子歓迎! ホラーの女王が営む“煩悩”という名のバー」はコチラ

第39回報知映画賞では主演女優賞にノミネート

 女優業でも活躍中の三輪さん。鬼才・ジョージ秋山(『銭ゲバ』『アシュラ』)原作コミックの映画化『捨てがたき人々』(監督:榊英雄)では、大森南朋さんを相手に大胆かつ繊細な演技を披露し、第39回報知映画賞では主演女優賞にノミネート。大森さん扮する主人公・狸穴(まみあな)に襲われ、そのままなし崩し的に同棲するようになるヒロイン・京子を演じています。
映画『捨てがたき人々』より 1

映画『捨てがたき人々』より

「最初に脚本を読んだときは、とんでもない映画だと思いましたね。とにかく男も女も出てくる人がみんなヒドイ。でも、それぞれにどこか愛らしいところがあるんですよ。ダメな部分も愛おしい部分も全てを含めて人間なんですよね」。  そして公開時、話題を集めたのが大胆な濡れ場。男性は三輪さんの裸に釘づけだったと思いますが、女性目線だと、「激しすぎて、大変そう」と思ったりも……。
映画『捨てがたき人々』より 2

映画『捨てがたき人々』より

「場所も畳の上だったりして、膝とかに棘がガンガン突き刺さるし。ホント、アクションシーンですよ。大森さんが一発OKじゃないと無理だからって心配してくださって、撮影の本番中にも小声で動きのアドバイスをくださってたんです」。  そして京子について持論を展開。「一見、流されて弱い人間に見えがちですけど、芯がすごく強いから、いろんなことがあっても、自分の中でのマリア像は変わらない。そこはブレてない。京子は狸穴よりはるかに強い人間だと思いますね」。
映画『捨てがたき人々』より 3

映画『捨てがたき人々』より

 いやぁ、女優としてのオーラもハンパないです。「Bonne eau(煩悩)」に行けば、三輪さんに会えちゃいますよ!
DVDを持つ三輪ひとみさん

『捨てがたき人々』のBlu-ray&DVD発売中

<TEXT&PHOTO/望月ふみ> ⇒【YoutTube】「捨てがたき人々」予告編 http://youtu.be/7RfpNWHsULo 『捨てがたき人々』はBlu-ray&DVD発売中。 販売元:ハピネット (C)2012「捨てがたき人々」製作委員会 「Bonne eau(煩悩)」HP http://www.bonne-eau.net/guide.php
望月ふみ
70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。@mochi_fumi
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捨てがたき人々

『銭ゲバ』などで知られるジョージ秋山の原作コミックを大森南朋主演で映画化した人間ドラマ。生きることに飽きた不細工で怠け者の勇介は、故郷の港町で顔に痣のある女・京子と出会う。強姦紛いに関係を持ったふたりは、なし崩しに同棲し始めるが…。

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