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「エッチ」を「大和言葉」で何と言う?モテる女は言葉が美しい

 どれだけ気を付けているつもりでも、ついつい言葉遣いは荒くなってしまうもの。おまけにメールやLINEでのやり取りが多くなると、要件を手短に伝えるだけになってしまいがちです。  ファッションやメイクは気張っているのに、会話やメールは「ちげーよ」「ゴチでーす」「マジキモい」。お嬢さん、それでつかまえられる男はDQNだけですよ。

「大和言葉」の本がベストセラーに

 そこでいま注目を集めているのが、“大和言葉”です。漢語や外来語にはない音色の柔らかさが心地よく、会話の端々に小さな花を咲かせてくれるように響きます。 『日本の大和言葉を美しく話す―こころが通じる和の表現―』(高橋こうじ著、東邦出版)は、そんな日本固有の言葉、大和言葉を使った言い回しをシチュエーションに応じてやさしく教えてくれる一冊で、いまベストセラーになっています。ワンランク上のモテ女を目指すには必須科目かもしれませんよ。 日本の大和言葉を美しく話す―こころが通じる和の表現

「チョー」「エッチ」を美しく言い換えるには?

 と聞いてさっそく「なにそれ、チョー知りたいんだけど」と言ってしまった人。「チョー」は控えましょう。思いの強さを伝えたいときには、「このうえなく」や「こよなく」と言ってみましょう。その際には、語尾も「です」「ます」を使って丁寧にまとめることをお忘れなく。  そんな大和言葉の響きによくマッチするのが恋愛に関する表現。直接的な言い方を避け、慎ましさがあるから、悦びにゆったりと浸れる。外来語ならば「セックス」「エッチ」の一言で済ましてしまうところ、大和言葉では何と言うか分かるでしょうか?  正解は「契りを結ぶ」。  約束を意味することで、心までつながった様子をあらわしているのです。けれども使い時は限られます。「カンチ、契りを結ぼ!」ではヘヴィですし、「ゆうべ彼と五回も契りを結んだの」と言うのも何かヘン。これはそっと自分だけの秘め事にしておくときの言葉なのでしょうね。  一方、日常で何の気なしに使っている言葉の中にも、大和言葉と呼ばれるものがあります。絶妙なのが、「たそがれ」。辺りが薄暗くなってきて、人の顔が分かりづらくなるから「誰そ彼は?」(=あの人は誰?)。そこから、夕暮れのことを「たそがれ」と言うようになったとされています。彼と一緒のときに、(空が茜色になりだしたら、少し首をかしげて、とろんと薄目になってみて)、「たそがれどきだね」と言ってみてはいかがでしょう。

恋の場面で大和言葉を使ってみよう

たまにはメールじゃなく、美しい言葉で手紙を出してみよう

 それではここから演習問題といきましょう。以下の< >の部分を、より美しい大和言葉で言い換えてみてください。同じ内容の会話やメールでも、説得力と包容力が生まれることが実感できるはず。 ============ 1.A「あなたはとっても美人だね」 B「<そんなことありません>」 2.<おいしいかどうか、食べてみて> 3.<意外と>筋肉質なんですね 4.優しい言葉をかけられて<うるっとしました> 5.そんなのどこで覚えたの?<才能あるのね> ============  いくつ分かったでしょうか。『日本の大和言葉を美しく話す』には、上記も含めて380以上の言葉が紹介されています。  著者も言うように、日本は言霊(ことだま)の国。言葉を正しく美しく使うことが幸せにつながると信じてきた民族だといいます。せわしない世の中ですが、大切な人と向き合うときぐらいは少しギアを緩めると女っぷりも上がるかもしれませんね。 (正解1.おからかいを 2.お口に合いますかどうか 3.思いのほか 4.目頭が熱くなりました 5.筋がいいのね) <TEXT/女子SPA!編集部>
女子SPA!編集部
大人女性のホンネに向き合う!をモットーに日々奮闘しています。メンバーはコチラ。twitter:@joshispa、Instagram:@joshispa
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日本の大和言葉を美しく話す―こころが通じる和の表現

日本には漢語と外来語、そして生粋の日本語「大和言葉」大きくわけてこの三つがあります。日本人自身が育んできた知的で優雅な余韻を残す言葉づかいを身につけてみませんか?

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