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元グラビアアイドルが出会い系で男漁りのなぜ

 出会い系サイトを利用する女性の多くは、主婦やバツイチなどワケアリなパターンが多いと言われているが、ごく稀に「なぜあなたのような女性が?」と言いたくなる人が使っていることがある。 出会い系で男漁り

“鮮烈のEカップ”を持つ元グラドル

 出会い系サイトを使い始めて約1年の田沢江美菜さん(仮名・38歳)。「これまでに5人の男性と会って、1カ月だけ付き合った人もいる」という彼女の前職は、驚くことにグラビアアイドルだ。 「深夜のバラエティ番組に出たこともありますし、週刊誌にグラビアが掲載されたこともありますよ。『鮮烈のEカップ』みたいな」  そう話しながら、かつて掲載された雑誌を見せてくれた。もともとメイクがうまくないらしく、当時と比べると目の前の姿はずいぶん離れてしまった印象。二重ぎみになったあごと腹の膨らみがスタイル維持の難しさを物語っている。

街中のナンパと変わらない

 とはいえ、今でもなかなかの美人には変わりない。そんな彼女が頻繁に使用するのはポイント制の出会い系サイト「W」。動機を聞くと、「彼氏が欲しいから」だとか。 「出会い系サイトで相手を探すようになったのは、単純に彼氏とか遊べる男が欲しかったから。今は働いてなくて家で毎日ダラダラしているんで、暇だったんですよ。もちろん、今でも街に出ればたまにナンパとかされますけど、イケメンに遭遇する確率って、街中でのナンパも出会い系サイトも、実際にはそう変わらないと思いますよ。個人的な経験だとサイトのほうがいいかもって思うくらいだし、一回の投稿に対して大量の男がアプローチしてくるからイケメンも見つけやすい

寝ていても相手が見つかる

  ただ、実際には懐事情も影響しているようだ。芸能界を引退して以来、彼女は無職で万年金欠状態。取材で訪れた自宅は3歳下の妹と同居で、家賃など生活費は芸能界時代の微々たる蓄えと、自転車で20分かかるカラオケでのバイト代がすべてだとか。 「出会い系サイトなら寝ていても相手が見つかるっていうのは大きいですよね(笑)。ナンパされたければ街までは自分で出ないとダメだし、化粧もしないといけないから……。サイトの使い方としては、掲示板で年齢を40代までに絞って、送ってもらった写メで服装チェックをして、こちらの事情もその過程で全部話して、嘘のなさそうな男をちゃんと探してる。まぁ、私の自宅(千葉県の郊外)まで来られる人というのが一番重要だったりするんですけど」  彼女の部屋はコンビニ製品のゴミが詰まったビニール袋で埋め尽くされ、何も置かれていないのはベッドだけ。どうしても人肌が恋しいときには、このベッドで妹と手をつないで寝ているという。  元グラドルが出会い系を使う本当の理由は、彼女にとって男性との出会いが掃除と同じくらい、“必要だけど面倒くさい”ことだからなのかもしれない。 ― いまどきの「出会い系サイト」を利用する女性たち【5】 ―
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