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出会い系で50人斬りの25歳OL、「援助交際と思われるとムカつく」

 出会い系サイトを利用する女性というと、昔は援交目的の10代後半から20代前半のギャルだったが、いまは主婦など、ワケアリなアラフォー女性が大半を占めるという。しかし、スマホ・アプリ世代である20代にもかかわらず、出会い系サイトにハマっている女性がいると聞いたので、話を聞きに行った。 援交と間違われるとプライドが傷つく

援交と間違われるとプライドが傷つく

 都内在住の坂下ゆりさん(仮名・25歳)は、「出会い系サイト『M』を使って、これまで約100人と出会って50人以上とエッチした」という強者だ。Mは男女とも無料の出会い系サイトで、免許証などの年齢認証を行えば、掲示板への投稿や相手への連絡も無料で行うことができるという。 「高校時代にMの系列のサブアドレスを登録したら、サイトの勧誘が頻繁に来るようになったんです。その頃のMは面倒な年齢認証とかもなかったので、なんとなく登録しました。ちょうどその頃、彼氏とセックスをして処女を捨てたばかりだったけど、痛いだけでよさが全然わからなくて……。でも友達が『気持ちいい』って言うのがとにかく疑問で、『回数をこなせば気持ちよくなれるかな?』と、好奇心からMを使うようになったんです。大体週2回は募集をかけて、即行ホテルへ直行。お金が欲しいわけじゃないので、おねだりとかは一切しません。逆に援交と間違われると、プライドが傷つけられた気がしてムカつくんです」  まるで出会い系サイトの広告のような話だが、およそ8年間で50人斬りを達成した坂下さんは、今でも頻繁にサイトを使っているという。 「社会人になったら学生時代とは比べられないくらい男性との出会いも減ったので、なおさら使うようになりました(笑)。仕事や旅行で地方に行ったときも『誰か一緒にご飯食べませんか?』って、 “エリア限定掲示板”に書き込むんです。大阪や関東圏は1時間で300件近いメールが来るんですが、岩手県や山口県みたく地方になると10分の1に激減しちゃう。青森県なんか半日待っても6件しかメールが来ませんでした。同じ募集をかけても、それぞれ県民性が出ておもしろいんですよ」   行く先々で一戦を交えている彼女。とはいえ好みがあるのだから、必ず相手が見つかるとは限らないと思うのだが……。 「ガツガツせずに、安心感を与えてくれる人なら容姿も年齢も特に気にしません」  なるほど。つまり、誰でもいい、ということなのだろう。ここまできたら、彼女にはぜひ全国を網羅して、『出会い系の民俗学』という本でも書いてほしいものだ。 ― いまどきの「出会い系サイト」を利用する女性たち【6】 ―
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