MixChannelの“公開イチャイチャ”に唖然とする昭和生まれ

「最近の若いもんは何を考えているのやら」。この言葉を、アラサーである筆者がこんなにも早く使う日が来るとは思いませんでした。そう、「MixChannel(ミックスチャンネル)」を知るまでは。

 もはや説明は不要かと思いますが、MixChannelは日本発の“10秒動画コミュニティ”アプリで、「Vine」(6秒動画コミュニティ)をはじめとするマイクロビデオ共有サービス(数秒の長さの動画を撮影・共有し、互いに評価し合う)の一つ。“一発撮り”を前提とするVineと異なり、画像を紙芝居やコーラジュ的に並べて動画がつくれることから、女子中高生のあいだで利用者が爆発的に広まっているのです。

⇒【写真】はコチラ http://joshi-spa.jp/?attachment_id=254306

ミックスチャンネルのダウンロードページ

60%が恋人アリ、50%以上に友達100人以上



 さて、このアプリの何が不可解なのか。まず、リア充率の高さです。同サービスをプロデュースした株式会社Donutsの福山誠氏が「アプリマーケティング研究所」で語ったインタビューによると、なんと、利用者の60%が恋人アリ、50%以上に友達が100人以上いるというのです!

 かつてネットは、極端に言えば、リアルに友達がいないオタクたちだけのものでしたが、リアルな人間関係を前提とするFacebookなどのSNSにおける“リア充投稿”を経て、とうとうこのMixChannelによって、リア充によるリア充のための王国がバーチャル空間に形成されてしまったわけです。

イチャイチャ動画が一番人気



 しかし、そんなことはもういい。それどころじゃない。もっと不可解なことがあるのです。それは、「LOVE」。あ、いや、「愛とは何か」とか、そんな恥ずかしいことが言いたいのではなく、MixChannelにおいて、「おもしろ」「やってみた」「顔出し」など数あるカテゴリの中でも特に人気なのが、この「LOVE」という恋人たちの“イチャイチャ動画”カテゴリなのです。

LOVEカテゴリ

LOVEカテゴリの動画一覧 ※目元のボカシは編集部によるもの

 昭和生まれの筆者にとって、人前でのイチャイチャは恥ずべきもの。しかしこの「LOVE」では、思春期真っ只中の多感な青少年たちが、二人でアヒル口をしながら同じ振りのダンスを踊ったり、じゃれ合ったり、小鳥がついばみ合うような軽いキスをしたり……。中には、ディープ・キスや、体を重ねているものも(もちろん、服は着ていますが)。

 筆者にとっては公開処刑のようなことを、彼らは楽しそうに、何の恥じらいもなくやっているわけです。別れたらどうするのでしょう。というかそもそも、友達や家族に見られて恥ずかしくないのでしょうか。「女子となんか、恥ずかしくてしゃべれねえよ」という男子は、いったいどこへ行ってしまったのでしょう?

ノロケがコンテンツになる時代



 このイチャイチャ動画の公開が始まったきっかけは、一人のかわいい女の子だったようです。サービスがリリースした2週間後くらいに、彼女が「彼氏との思い出」という彼氏とのラブラブな日々をまとめた動画を配信したところ、「い~な~仲良さそうで憧れます!」といったコメントと共に、「私も! 私も!」と同じような動画の投稿に火が付いたとのこと(TechCrunchにおける福山氏のインタビューより)。

 そう、このMixChannelの最大の謎は、他人のノロケに「ウゼ~」ではなく「い~な~」というコメントが付き、さらに「私も真似したい」になるところです。

 月間のUU(ユニークユーザー)が380万人もいるこのアプリでは、ユーザーの約30%が一度は自分で動画を投稿したことがあるようです(TechCrunchの記事より)。MMD研究所の「スマートフォンカメラ利用に関する調査」(2015年2月発表)によると、15歳以上でInstagramに写真の投稿経験がある10代のユーザーは20.6%ですから、画像よりもハードルの高い動画で30%を超えているのは驚異的です。

麻痺という進化への恐怖



 ひと昔前、Twitterが登場した時は「ひとり言をネットで晒すなんて理解できない」と言われていましたが、Twitterによる“ダダ漏れ”を当たり前のものとして経験してきた彼らは、ツイキャス(ライブ配信サービス)で日常を晒し、MixChannelでイチャイチャ動画をも平常心で晒せるようになってしまったようです。

 いまや、女子中高生の2人に1人が利用しているというこのアプリ。一部の感覚の麻痺した若者たちだけが楽しんでいるのではなく、麻痺したその感覚がマジョリティになりつつあるのです。

 テクノロジーの進化と共に私たちの意識も進化しているのだとすれば、それに付いていけない者は、進化の流れから取り残されてしまうのでしょうか。

 筆者も含め、周囲の昭和生まれたちは「感覚が理解できない」とMixChannelの世界観を拒絶していますが、その根底には、時代の流れに取り残される恐怖があるのかもしれません。

<TEXT/女子SPA!編集部>

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