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「彼氏いないの?美人なのに」と言う男はだいたいクズ

「え、彼氏いないの?可愛いのに~」 「結婚していないの?美人なのに~」  このように言われて嫌な想いをした人もいるのではないでしょうか? これらのセリフを言う男性は、お世辞の場合もありますが、かなりの確率でロクでもない男性である可能性が高いです。言った瞬間に「友達としてもアウト!」にしても良いと思います。  そもそも、なぜ外見に関して褒めているにもかかわらず、言われると不快に感じる人が多いのでしょうか? それは、女性を褒めているようで、女性のことを全然尊重していないからです。

結婚していない女性を性格に欠落があると解釈してしまう男

 彼氏または夫がいるというのは、女性の側にも何かしらの意思決定があった結果生じた男女関係のはず。つまり、女性自身が付き合いたいと思っているか否か、付き合いたいと思える人がいるか否かは、顔の良し悪しは全く関係がありません。同様に、女性が結婚したいと思っているか否か、結婚したいと思える人がいるか否かも、顔の良し悪しは全く関係がありません。  結局、「恋愛=男性がハントすること」「結婚=男性が女性をもらうこと」という意識があるから出てきた言葉なのです。結果として、「外見の良い女性から順に男性の指名が入るもの」という思考に陥ってしまうために、「可愛いのに」という譲歩節を用いているのです。つまり「恋愛or結婚したくない」「恋愛or結婚したいと思える人がいない」という女性の意思や主体性を完全に無視しているのです。さらに、この考えが悪化し、「美人なのに良い歳して結婚していない女性は、性格に何かしらの欠陥がある」というような、間違った解釈を作り上げてしまうことになるのです。  このような女性の意思や主体性を尊重しない男性の行動は、他にも垣間見ることができます。たとえば、アプローチをしてきた男性がいて、「嫌です」と断っても引き下がらないのに、「彼氏います」と言ったら引き下がる人。嫌だという女性自身の意思よりも、他の男性の所有物かどうかしか見ていないから、引き下がらないのですね。  でも、最初にも述べたように、友人付き合いも含めて、付き合うべき男性か付き合ってはいけない男性かを見分けることができる、良いポイントだと思うのです。是非このセリフを言う人がいたら、「あ、こいつヤベーかも」と反応できるようにアンテナを張っておきましょう。

「ただしイケメンに限る」と卑屈になる男性もアウト

 もう一つ、「こいつヤベーかもアンテナ」を張っていて欲しいのが、「ただしイケメンに限る」に敏感に反応する男性です。  女性にとっての「イケメン」は、男性が女性の外見を判断する時以上に、女性の個人的な主観が混じるケースが多く見られます。単純に顔の造形だけではなく、その人の振る舞いや言動なども含めた、魅力の総合値として「イケメン」という判断を下す傾向が男性よりも強いと思うのです。  ところが、男性は単純な顔の造形という客観性だけでイケメンか否かが決まるものだと思い込みがち。さらに、彼らの中には、外見に関してカースト的な思考の持ち主で、自分や他人の「顔面偏差値」を強く意識する人が少なくありません。彼らは自分の顔面偏差値を意識し過ぎているがために、「ただしイケメンに限る」と言うフレーズに対して、イジけるなどの敏感な反応を示す傾向にあるのです。  ただ、こういう男性ほど、女性に対しても外見だけで人を見る傾向にあります。外見で評価をされることを怯える人ということは顔面偏差値を気にしているからで、それはつまり人を外見で評価している人。だから女性に対しても、中身より顔面偏差値で判断する傾向にあるのです。  女性芸能人で好きな芸能人をあげる際にイケメン俳優などを避けて、芸人さんをあげるケースが少なくないですが、これも顔面偏差値恐怖症の男性に嫌われないようにしている手段ですね。その一方、AKB48の総選挙で順位を下げてしまった島崎遥香さんが、「イケメン大好き!」と公言している様子は、やはりファンからウケが良いとは言い切れない状況です。  ですので、外見だけでなく、中身も含めたお付き合いを考えているのであれば、「ただしイケメンに限る」に対して卑屈な反応する人も、「こいつヤベーかもアンテナ」に引っかかるようにしておきましょう。
高尾山山頂まで走ってジャスト30分でした。次回こそ20分台へ!

高尾山山頂まで走ってジャスト30分でした。次回こそ20分台へ!(勝部)

⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 【勝部元気氏】 コラムニスト。ジェンダー論、現代社会論、コミュニケーションを切り口にした男女関係論が専門。男性でありながら子宮頸がんワクチンを接種。『勝部元気のラブフェミ論』(http://ameblo.jp/ktb-genki/) twitterは@KTB_genki
勝部元気
1983年東京都生まれ。早稲田大学社会科学部卒。コラムニスト・社会起業家。専門はジェンダー論、現代社会論、コミュニケーション論、教育論等。他にも幅広い知識習得に努めており、所持資格数は66個にのぼる(2015年6月現在)。雑誌・TV・web等でコメンテーター活動をしている他、働く女性の健康管理を支援するコンサルティング会社(株式会社リプロエージェント)の代表取締役CEOを務めるなど、各種ソーシャルビジネスに携わっている。ブログは、男性なのに子宮頸がん予防ワクチンを打ったレポートが話題となった。twitterは@KTB_genki 。初の著書『恋愛氷河期』(小社刊)は発売中
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恋愛氷河期

著者は、ナンパ禁止論や反・不倫論で話題を呼んでいるコラムニスト。男性から、かつ若手からの立場で、女性に厳しい社会に真っ向からダメ出しをする。

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