ネットに流れる「二重整形の見分け方」は本当か?専門家に聞いてみた
【ネットのウワサ調べ隊・美容整形編(1)】
「プチ整形」が身近なものになり、友達が実は整形してたなんてこともめずらしくない昨今。それと同時に、「●●をやってたら整形確定」という情報がインターネットを多数駆け巡っています。
でも、これらは“真実”なんでしょうか……? ということで、専門家に話を聞くことに。
「シワ治療や鼻を高くするための“注射を打つだけの整形”はわからないと思います。もちろん、ハリが出すぎる、鼻が太くなりすぎるなど極端でなければです。一方、メスを使って手術する場合は、傷あとなどでわかる可能性があります」
ネット上には整形の見破り方としてさまざまな情報が飛び交っています。そこで、その真偽を確かめることに。
●目を閉じてもふたえのラインがあると整形
答え「×」
「もともとふたえの人で、目を閉じても線がある人もいます。整形をしても線が出る人と出ない人がいるので、通常はわからないと思いますね。
ただ、皮膚がすごく薄い人が昔使用されていた“太い糸”を使うと、糸を結ぶ玉がポコっと膨れてしまうということはあります。それで目を閉じるとわかるという人も以前はいました。でも、最近は糸がすごく細くなっているので、ほとんどわからないです」
●ふたえのラインが左右均一だと整形
答え「×」
「かなり(左右対称)に近い人はいますけど、まずないですね(笑)。そもそも骨格が違うので、手術をしても左右まったく同じふたえは絶対できないです。どちらかといえば幅が広すぎたりする方がわかりやすいですが、黄色人種に特徴的な末広型(目じりにかけてふたえの幅が広くなる)の人は、わからないでしょうね」
●不自然なほどくっきりしたまぶたは整形
答え「〇」
「まぶたの厚みが強いのに平行型(目頭の上の方から線がある)に近いと、かなりくいこんで見えるのでわかりやすいと思います。
最近人気の平行型は、合う骨格と合わない骨格があります。まぶたがすごく厚い、蒙古ひだがついているなどの場合は基本的には末広型になるので、ムリに平行型にするとわかりやすいですね。
骨格に合った手術をしないとバレやすいのはたしかです。その辺を『メイクで隠すからいい』って人もいますが……」
⇒【後編】なぜ!? ボトックスでシワを取るはずが「フランケンシュタイン」に
【弓削田浩主氏】
品川美容外科池袋院院長。2006年、品川美容外科入職。豊胸などの本格的な施術から、スキンケアやプチ整形、若返りなどさまざまな治療を担当している。http://www.shinagawa.com/
<TEXT/女子SPA!編集部>
取材に協力してもらったのは、「品川美容外科 池袋院」の弓削田浩主院長。数々の患者さんを診てきた院長に、ズバっとお答えいただきました!