たまごは「生・ゆで・焼き」どれで食べるのが一番いい?【ずっとキレイでいる食事】
【vol.13(2)】
⇒【前回】海老蔵もダイエット食にした! 「たまご」は1日●個を目安に
たまごに含まれるビタミンB2は加熱によって多少破壊されますから、それらの栄養素を無駄なく摂取するには、やっぱり「生」が一番。
そうです、卵かけごはんは、白飯を美容飯に変える最もカンタンな方法なんです。
また、栄養の消化吸収効率(消化のしやすさ)としては、半熟>生>玉子焼き>固ゆでたまご。調理法としては、半熟状のゆでたまごが最適ということになります。
以上2点を合わせると、高温での加熱をせずに半熟状に調理された「温泉卵」こそが、最も理想的な食べ方と言えそうです。
「おいしくてカラダに良さそうなのは赤玉」というイメージがあるかもしれませんが、それはウソ。殻の色は鶏の種類による違いで、栄養価はほぼ同じです。
また、濃い色をした卵黄のたまごも良さそうに見えますが、黄身の色は栄養・味とは関係がありません。
一方、最近では、DHA、コエンザイムQ10、カテキンなどの美容に良い栄養素を強化したたまごが登場しています。多少値段は上がりますが、忙しい生活の中で美容・健康をカバーしたい人にとっては嬉しいアイテムではないでしょうか。
<TEXT、PHOTO/スギ アカツキ>
【スギ アカツキ】
東大卒の料理研究家。在学中に基礎医学や生命科学を学ぶ。さらにオーガニックや久司マクロビオティックを学び、独自で長寿美容食の研究をはじめる。料理のモットーは「長く美しくを、簡単に」。忙しい現代女性に合わせた健康メニューが得意。ヨガ教室や人気ブログ(http://saqai.com/)も手がけている。
生・ゆで・焼き。どれで食べるのが一番いいのか?
赤玉・白玉は栄養に差なし! 黄身の色も関係なし!
スギアカツキ
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12