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セフレなのにエッチなし!? 男性が求めるプラトニックな関係に女性は…

 “セフレ”というと「女性は半ば本気だけど男性はあくまで性欲」といった関係を想像しがち。しかし多くの男性から、「エッチは重要じゃない」という声が上がっていることをご存知だろうか?

高校生みたいな恋愛をもう一度……

 現在小学2年生になる一女の父で、IT関連企業に勤める秋山尚士さん(仮名・41歳/既婚)は、つい先日まで同じ部署の部下と交際していた。 新型セフレ 半年にわたり、苦楽を共にしながら同じプロジェクトを担当したのがきっかけで、急速に接近。プロジェクトの打ち上げの夜に、酩酊していたのと、高揚感も手伝って熱い一晩を過ごした。その後、月に2回程度の頻度で飲みに行って、そのままラブホへ、という関係が続いたが……。 「毎日顔を合わせるし、半年くらいすると、彼女のほうが思い詰め始めてしまって……。このままだとよくないね、と話し合ったんです。酔った勢いでしたけど、僕にとってエッチはあまり重要じゃなくて。一緒に飲んだり、話したりして『恋をしてる楽しさ』を味わえればよかったんです」  そこで、二人は「今後、会ってもエッチはしない」とプラトニックな関係にシフトを試みた。 「手をつないだり、たまにキスはするけど、それ以上はナシ。高校生の恋愛みたいで、逆に僕は楽しかったんですけどね……」  しかし秋山さんは、ほどなくして彼女にフラれてしまう。 「『好きだからエッチなしでも付き合えると思ったんだけど、いざナシで会い続けてみたら楽しくなかった』と言われて。彼女にとっては性欲処理の相手だったのかな」 肉体関係ナシなら意味がないと割り切った彼女と、プラトニックを求めた彼。互いの歪な欲望はかみ合うべくもなかった。

エッチ込みで何でも話せる友達

 同期入社の女子と奇妙なセフレ関係を結んでいるのは、広告代理店で営業として勤務する橋本尚之さん(仮名・35歳)。 「同期なので気心は知れているけど、年に2~3度の同期会で顔を合わせる程度の関係でした」と語る。  だが、1年ほど前に、たまたま二人とも結婚目前の恋人と別れたことがわかり、傷心同士で意気投合。何度かサシ飲みをした後に自然とエッチ込みの関係になった。 「週に1回くらいは、彼女の家でメシを食ったり、一緒に風呂に入ったりしてゆっくり過ごします。エッチはしたりしなかったりかな。周りには『それってほとんど恋人じゃん』と言われますが、互いに付き合ってる感覚はゼロなんです」  仕事の相談も恋愛の相談も、趣味の話もできて、まさに何でも話せる。だが、長い付き合いだけに、エッチしたとて今さら恋人気分にはなれないのだとか。 「こないだなんて、俺が中折れしたのを、いたわるどころか『もうオジサンだね~!』って爆笑していましたから……。でも、それくらい気の置けない関係ってむしろ恋人よりも得難い気がするんですよね」  何でも話せる魂の盟友としてのセフレは最高の関係だと力強く主張する橋本さん。しかし、最終的には実を結ばない関係にしか見えないのは気のせいだろうか。 ―多様化する新型セフレ【4】―
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