『罪の余白』の内野聖陽、「今回は繊細なキャラクターで攻めてます」

 内野聖陽さんが大学の心理学講師を演じ、ドラマ『表参道高校合唱部!』での好演も記憶に新しい吉本実憂さん扮する、娘を死に追いやった同級生と対決するミステリー『罪の余白』が公開。これまでにも多くの作品で観る人の心を揺さぶってきた内野さんにインタビューしました。

内野聖陽==========
あらすじ
大学で行動心理学の教鞭を取る安藤(内野)は、妻に先立たれ、男手ひとつで娘・加奈を育ててきた。しかしある日、名門女子高校に通う加奈が教室のベランダから転落して死亡。加奈が自ら手すりに登り、突然落ちたという。異変に気づけなかった自分を責める安藤の前に、娘の死に涙する美しいクラスメートが現れる。だが実は、彼女こそが娘を死に追いやった少女・咲(吉本)だった。

⇒【写真】はコチラ http://joshi-spa.jp/?attachment_id=364696

『罪の余白』より_1

『罪の余白』より

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⇒【YouTube】映画『罪の余白』予告編 http://youtu.be/a4ipnen2znU



吉本さんにはなるべく好かれないようにしました(笑)



――安藤は行動心理学者ですが、咲に操られてどんどん窮地に追い込まれていきます。

内野:そうですね。安藤は心理学者でありながら、自分の娘の気持ちすら分かっていなかった。加奈はダブル・バインド(二つの矛盾した命令に縛られ苦しむこと。二重拘束ともいう)のような状態で追い詰められていくんですけど、皮肉なことに安藤は大学でちょうどダブル・バインドについて教えていた。ぐいぐい読ませる脚本で、ダイアローグ(対話)もおもしろくて、これはぜひ参加したいと思いました。

『罪の余白』より_2

『罪の余白』より

――咲役の吉本実憂さんを筆頭に、若い役者さんが多い作品です。どんな現場でしたか?

内野:クランクイン前にリハーサルがみっちりあったんです。演劇ではなく、映像においてリハーサルを重ねるというのは、僕は初めての経験で勉強になりましたね。実際にカメラを回すカメラリハーサルも行いましたが、キャリアの浅い若い子たちは1発目の芝居が一番いい。そういう彼女たちを見ていて、僕自身、触発される部分もありました。

『罪の余白』より_3

『罪の余白』より

――吉本さんとはどのように接していたのですか?

内野:対峙するときの空気感が大事だと思ったので、なるべく好かれないようにしていました(笑)。彼女の演技にはドキッとさせられる瞬間がありましたよ。自分の娘を死に追いやったかもしれない対象を色っぽく感じて惹かれそうになったときもありました。街中で彼女が佇んでいるシーンがあるのですが、そこは咲の純粋無垢な魂が見えます。憎いのに惹かれるんですよね。

『罪の余白』より_4

『罪の余白』より

――内野さんは普段から、役柄のままに現場にいるタイプですか?

内野:役のままでいるというのは現実的には不可能ですが、でもなるべくそうした気持ちではいますね。親子関係を構築する必要のある役なら、普段からなるべく打ち解けられるようにするし、初めて会う瞬間が大事な役なら、あまりしゃべらないようにします。

普段から“シーンを深くえぐる”ようにしています



――内野さんが演じられると、その人物の気持ちが心に強く響いてきます。普段から心がけていることを教えてください。

内野:撮影現場って、寒かったり暑かったり、そのほかにもいろいろな状況で役者が持っているポテンシャルが100%出せない場合もあるんです。そうした場合、そのときに最も伝えたいものをしっかり掴んでいないと崩れるんですよね。僕は“えぐる”という言葉が好きなんですが、シーンのえぐり方が足りないと、薄っぺらなものになってしまう。だからシーンに入る直前の精神状態というのはすごく掘り下げますし、シナリオの段階でわからない部分があれば、監督と徹底的にキャッチボールします。

――今回の安藤役ではどんなところに注目してほしいですか?

内野:今回は対決する女子高校生の咲がとても知能犯で上位に立たれてしまう。僕は、みなさんのイメージにあるかもしれないマッチョキャラではなくて(笑)、非常に気の弱い、学校に文句を言いに行くことすらできずに、お酒の力を借りないと行動できないような男です。繊細なキャラクターで攻めていますので、感情移入しながら楽しんでいただけたらと思います。

『罪の余白』より_5

『罪の余白』より

――作品のキャッチコピーでは咲を“悪魔”にたとえています。これまでに内野さんの周りに悪魔のような女性はいましたか?

内野:女性はみんな悪魔ですよ。男性からすれば、基本的に女性はみんな悪魔です(笑)。

内野聖陽さん_2<PHOTO、TEXT/望月ふみ>

『罪の余白』は全国公開中
配給:ファントム・フィルム
(C) 2015「罪の余白」フィルムパートナーズ
「罪の余白」オフィシャルサイト http://tsuminoyohaku.com/

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