「マツコを見ると安心する」テレビも私たちもマツコ依存症!?

「マツコを見ると安心する」

 これは、マツコ・デラックスの番組が流れている時にTwitterのタイムラインによく登場するツイートです。いまや、月曜から土曜日まで毎日テレビに出演する超売れっ子のマツコ。その人気は衰えるところを知らず、先月も新たな番組『マツコ会議』(日本テレビ系)がスタートし、週に6本もの冠番組を持つ無双状態です。

マツコ・デラックス

『マツコ会議』より http://www.ntv.co.jp/matsukokaigi/

放送事故スレスレの間



 絶大な人気を支えているのは、頭の良さや毒と愛のあるユーモア、視聴者目線を意識したバランス感覚など、挙げればキリがないですが、視聴者に何よりも安心感を与えているのは、テレビで活躍しながらも、“テレビに服従しない”その姿勢なのではないでしょうか。

 それが最もよく表れているのが、生放送番組における、コメントまでの間の長さ。

 マツコが長年レギュラーを務める『5時に夢中!』(TOKYO MX)は、司会者が曜日ごとに変わるコメンテーターに話題の記事に関するコメントを求めながら進める情報バラエティで、マツコが出演する唯一の生放送番組です。その中で、司会のふかわりょうが「マツコさん、どうですか?」と振ると、たいてい、マツコはすぐに答えません。1、2秒、長い時は5秒ほど平気で黙って考え込んだ後、慎重に言葉を選んでコメントするのです。その間の長さは時折、放送事故かと思うほど。

 テレビ番組におけるコメンテーターの役割は、限られた時間の中で話題に応じた適切なコメントをすることです。編集できない生放送なら、返答までの早さはなおさら求められます。同番組にはタレントの岡本夏生や作家の岩井志麻子といった破天荒な言動が通常運行のメンバーもいますが、彼女たちですら、話を振られたらすぐに答えるのです。

 それでも、“コメントを振られたら即答する”というテレビの常識を無視するマツコ。そこには、“テレビの常識よりも優先しなければならないことがある”というマツコの信念を感じます。

「下ネタ禁止!」に対し、「これはアカデミックな話なのよ!」



 先日、そんなマツコの姿勢が窺えるエピソードがまた一つ、『アウト×デラックス』(フジテレビ系)に出演したゲストのfacebookでシェアされていました。投稿したのは、11月12日放送の回に出演した、40年で約400本ものピンク映画を手掛けてきた女性監督・浜野佐知。

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収録現場ではマツコさんが本当に的確な突っ込みで実に楽しいトークだったが、つい調子に乗って放送禁止用語ばかりの掛け合いになり、1時間以上も話したのに、一番無難なところを使われてしまった。

それにしてもディレクターや他の出演者たちがオロオロしながら「下ネタ禁止!」などと言うのに、マツコさんが「これはアカデミックな話なのよ!」と一喝したのは気持ちよかった。

マツコさん、ホント、カッコいい。

(11月13日の投稿より一部抜粋)
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「女の性を男の性幻想の中で、男の都合のいいように歪めてもらいたくない」という想いから、長年、独自の視点でピンク映画を撮り続けてきた浜野監督。そんな彼女の正直な言葉を、たとえ“下ネタ禁止”というテレビの常識があろうとも、“性に関する言葉=下ネタ”として貶めてはいけないとマツコは思ったのかもしれません。

 日々、テレビやネットに溢れる情報で何が正しいのか分からなくなる現代において、テレビの常識、引いては社会の常識に対し、一人懐疑的な姿勢を保ち続けるマツコに、視聴者はいつからか“常識の守護神”としての役割を期待しているのではないでしょうか。

 だから、「マツコを見ると安心する」。でも、マツコに頼る前に、日頃から自分で考える癖をつけないと、“マツコ依存症”になってしまうかも!?

<TEXT/ツジコエリコ>

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