イマドキ小学生の“おませ”な恋愛事情。修学旅行前は「間違いがないよう」注意も
<みきーるの女子マインド学>
まもなくお正月。
子供のころ、年始の挨拶に来た親戚に「あら、大きくなったわね! ミカちゃん、好きな男の子はいるの?」なんて訊かれて、こそばゆい思いをしたことはありませんか?
そんなあなたも今や大人。今度はこちらが、スマートなコミュニケーションをとる番です。新年早々、親戚の子に「お年玉はセコいのに、ウザいおばさん」のレッテルを貼られないよう、イマドキの“JS恋愛事情”を学んでおきましょう。
恋愛・婚活マッチングサービス「Pairs」が会員を対象に行ったアンケート(※1)によると、「初めて恋人ができた年齢」は、男女とも“16歳”が最も多いそうです。一方、「ベネッセ」の小学生の交際経験アンケート(※2)によれば、早い子は小4くらいから初めての男女交際が始まる模様。小学6年生では、だいたい10人に1~2人といった割合ですね。
最近は小学校の修学旅行前に、「男女間で間違いが起こらないよう、家庭でも目を光らせてほしい」と父兄に通達があったりもするそうです。「小学生どうしで、どんな間違いが起こるんだ!?」と身を乗り出したくなりますが、情報が入り乱れ、スマホで簡単に連絡が取り合える現代、恋の展開は思いのほか早いのかもしれません。
某女性ミュージシャンの方は、小学生の娘に「ママ、“パイズリ”って何? どうすればいいの?」と訊かれてひっくり返ったこともあったとか。大半はまだ恋に恋する段階のようですが、進んでいる子はどんな感じなんでしょう?
現役JS6年生のマリナちゃん(以下、マ)、サチカちゃん(以下、サ)に訊いてみました!
●初めて彼ができたのは?
「5年生のとき」(サ)
「6年生になったとき」(マ)
●交際のきっかけは?
「私から告白しました。自分から言う女の子が多いよ」(サ)
「向こうから告られました」(マ)
●交際の期間は?
「私はまだ続いてるけど、みんな長くて1年くらい。中学に入学したら別れるパターンが多いかな」(サ)
「3か月くらいです」(マ)
進学や就職が恋の転機になるのは、大人と変わりませんね。離ればなれになると、ついつい他の人に目移りしちゃうのかも……!
●どんなデートをするの?
「一緒に買い物に行ったり、映画を観たり。夏休みはグループでよみうりランドのプールに行きました」(サ)
「放課後、ふたりで抜けてゲーセンで遊んだり。日曜日のデートは、メイクもがんばります」(マ)
映画に買い物。このへんは、さわやかな大人デートと変わらないんですね。ただ、小学生とはいえメイクをがんばるとは、すでにぶっとい女子の気骨があるのでしょう。
●クラスの女子で彼がいる子は何人くらい?
「2人くらい」(サ、マ)
●恋のトラブルってある?
「彼の親に、中学受験が終わるまで会っちゃダメって言われて気まずくなった」(サ)
「友達と同じ人を好きになってモメたり。あと、お母さんにすごく上手なチョコを作らせて、私の彼に渡した子とケンカしたこともあります」(マ)
彼ママが恋の障害に! やはり小学生のころは、保護者が恋の邪魔者になることもあるんですね。母親にチョコを作らせるというのも、子供らしくあざとい!
●彼にもらいたいプレゼントは?
「おそろいの小物や文房具!」(サ)
「なんでも嬉しいけど、アクセサリーとか」(マ)
●キスしたこと、ある?
「一度しそうになったけど、歯列矯正をしてて恥ずかしくてできなかった」(サ)
「手はつないだことあるけど、キスはないです」(マ)
彼氏がいても、キスのハードルはちょっぴり高めみたい。しかし、手をつなぐだけでもじゅうぶんうらやましく思えるのは気のせいでしょうか。
●どんな彼氏が理想?
「背が自分より高くて、顔がかっこいい人! クラスでは、スポーツができる活発な人がモテてます」(サ)
「スポーツができて面白い人がいい。個人的には、声優の鈴木達央さんみたいな人! 友達の間では、ジャニーズや超特急、XOXみたいなタイプが人気です」(マ)
やはり、“スポーツができてかっこいい男子”は、JS理想の彼の王道なんですね! ところで、「みんなの恋を応援するために、私たちができることはないか?」も訊いてみました。
「今までの恋愛の話とか、うまく行った恋の作戦とか聞かせてもらえると嬉しい」(サ)
「お料理が上手なら、お菓子づくりとか教えてほしい。あと、おしゃれな雑貨屋さんに連れてってほしい」(マ)
なるほど、アタックの参考になるエピソードやテクニックを授けてあげるといいんですね! お年玉は奮発できなくても、そんなことならいくらでも協力できそう。お正月は、JSの心をガチッとつかむネタを披露して、「素敵なおばさん」のポジションを勝ち取っていきましょう!
(※1)恋愛・婚活マッチングサービス「pairs」調べ。http://www.pairs.lv/
(※2)小学5年生~大学1年生の保護者対象。アンケート期間2012年12月19~12月25日。回答者数1,478人。http://benesse.jp/blog/20130213/p1.html
<TEXT/みきーる>
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【みきーる】
ジャニヲタ・エバンジェリスト。女子マインド学研究家。応援歴20年超のジャニーズファン。女心を知って楽しく生きるためのライフハック“女子マインド学”を提唱。著書に『ジャニヲタあるある』(アスペクト)『ひみつのジャニヲタ』(青春出版社)他。Twitterアカウント:@mikiru。公式ブログ『俯瞰! ジャニヲタ百景』
あ然! 小学生の娘からの質問は……
これがイマドキ小学生の感覚!
みきーる
ジャニヲタ・エバンジェリスト。メンタルケアカウンセラーⓇ。女子マインド学研究家。応援歴20年超のジャニーズファン。女心を知って楽しく生きるためのライフハック“女子マインド学”を提唱。著書に『ジャニ活を100倍楽しむ本!』(青春出版社)『「戦力外女子」の生きる道』他。Twitterアカウント:@mikiru、公式ブログ:『ジャニヲタ刑事!』
『ジャニヲタあるある+(プラス)』 ジャニヲタ歴20年超の著者が、長年のヲタ活動を経て体験してきた「コンサートあるある」「テレビあるある」などを描き出します。 |