「吉野家」よりコスパよし!安肉をジューシーにする牛丼のコツ3
【キレイになるお家ごはんvol.9】⇒Read in English(http://joshi-spa.jp/435271)
健康・美容に良い和食を、世界中の人が誰でもカンタンに作れるよう、レシピにまとめました。ヘルシーにするコツを楽しく学びながら、日本の家庭料理を楽しくマスターしましょう!
牛肉を使ったスタミナどんぶり、「牛丼」。今や国内外、男女を問わず不動の人気を誇っています。先日、牛丼屋大手の吉野家が、「牛丼を3カ月連続で食べても、健康リスクは増加しない」との調査結果(※)を発表して話題になりましたが、確かに材料や調理法は非常にシンプル。余計な油を使用しないヘルシーな肉料理と言えるでしょう。
また、「早い、安い、美味い」のイメージが強い牛丼ですが、お家で丁寧に作ると、それとは違った別格の味わいに。下記3つのポイントさえ守れば、安価な牛肉でも驚くほどふっくらジューシーに仕上がります。
1.肉を加熱し過ぎないこと。牛肉は最後の2分でさっと煮る。
2.肉をかたくする「しらたき」は使わない。
3.すりおろしリンゴで牛肉をしっとり柔らかくする。
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・牛肉切り落とし 200g
・玉ねぎ 1/2個
・リンゴ 1/4個
・ショウガ 1片
・しょうゆ 大さじ2
・さとう 大さじ2
・白ワイン 100ml
・水 100ml
・紅しょうが(※) 適宜
・米 適宜
※「紅しょうが」は、彩りだけでなく、肉のニオイ消しや、カラダの血行促進などにも良いとされ、つけ合わせには欠かせない名脇役。
(1)米をといで、かために炊いておく。リンゴをすりおろして牛肉と和え、常温に30~60分置く。
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(2)たまねぎは細めのくし切り、ショウガはうす切りにする。
(3)鍋にしょうゆ、さとう、白ワイン、水を入れ、たまねぎとショウガを加えて火にかける。沸騰したら中火にして15分煮る。
(4)牛肉をリンゴの汁ごと加え、さっと火を通す。強火は厳禁、中火で2分程度加熱し、肉のピンク色がなくなったら火を止めてフタをして、2~3分蒸らす。
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(5)炊きあがったごはんをどんぶりに盛り、その上に具を乗せれば完成。紅しょうがを添えていただく。
(6)お好みで、青ねぎと卵黄をトッピングすると、まろやかで香り高い味わいに。その他、七味唐辛子をふるのも良い。
※「吉野家の牛丼の具」の長期連続摂取に関する研究
http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1309848
<TEXT,PHOTO/スギ アカツキ>
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【スギ アカツキ】
東大卒の食文化研究家。長寿美容食研究家。在学中に基礎医学や生命科学を学ぶ。さらにオーガニックや久司マクロビオティックを学び、独自で料理研究をはじめる。モットーは「長く美しくを、簡単に」。忙しい現代女性に合わせた健康メニューが得意。ヨガ教室や人気ブログ(http://saqai.com/)も手がけている。
パワーが出るヘルシーどんぶり『牛丼』
材料(2人分)
作り方
スギアカツキ
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12
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