Lifestyle

コスパ悪っ!友達と一緒に住んだら、予期せぬ落とし穴が

咳が止まらない…体を蝕む劣悪環境

 なによりもツラかったのは空気の悪さだったという。 「換気扇も窓も一切ない密室なので、常に湿気がこもって壁にも当たり前のようにカビが生えているんです。布団の裏にもビッシリと……。ドアや壁にも水滴が付いていたり、とにかく環境はひどかった。  入居してすぐに咳が止まらなくなったんですが、泊まりにきた友人は一晩で風邪をひいたり、喘息っぽい症状が出たりとソッコーで影響が出ていましたね。漫喫のフラットシート席みたいで妙な居心地のよさもあったんですが、暮らし続けていたら確実に体を壊していたはずです」

次の住民探しはマスト

 矢野さんが暮らしていたこの部屋は代表者が一軒家を借り、“また貸し”という形でほかの住民に割り振られていた。大家には黙ってシェアをしていたというが……。 「身内だけのシェアハウスなので“自分が抜けた後の住民探し”がとにかく大変。誰かが退去すると家賃をほかの住民が余計に払わないといけなくなるので、必ず次を見つけないといけない。  見つからない場合は退去したあとも家賃を払い続けさせられます。僕も次が見つかる2か月弱の間、3万円近くのムダ金を払わされました」  家賃は抑えられても、コスパがいいとはお世辞にも言えない。 ―激安シェアハウスの惨状【2】―
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