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セレブ主婦が、たった数年で生活保護に…離婚は貧困の引き金になる

いま一番の望みは、生活保護の申請が通ること

 ケアワーカーからの助言もあり、栗原さんは子供を元夫に預けて生活保護を申請。今春からは一人、板橋区内にある築30年の四畳半アパートで新生活を始めている。 「まだ申請中なのですが、慰謝料をもらっていた経歴があったり、世田谷区に口座があったりしてなかなか役所が認めてくれません。借金返済を親に頼もうかとも思いましたが、もう年金暮らしでこれ以上の迷惑はかけたくないし……。なんとか申請が通ってほしい」  療養のため部屋で寝ていることが大半だが、調子がいいときは社会復帰を模索しながら密かな内職もしているという。 「フリマアプリでパワーストーンを売っているんです。調子がよければ1か月で1万~2万円稼げます。  売り上げはポイント変換できるので、そのままお金を使わずほかの出品者の商品を購入。そこで生活品や衣類を買っています。通帳に記載されないから、役所の人間にもバレないみたいなんです」  離婚や心の病で貧困に――誰にでも起こりうる話だ。 ★郁恵さんの希望する未来予想図 まずは生活保護。その後は元旦那から子供を引き取りたい ― 女性の貧困化、知られざる実態【6】 ―
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