サムのスピーチを受け、当のダスティンから授賞式の数時間後にはツイッター上で物言いがつきました。ただこのツイートは事実の訂正だけにとどまらず、ダスティンの婚約者で高飛び込みのオリンピック選手トーマス・デーリー(21歳)に「サムがちょっかいを出している」と思われかねない、露骨で大人気ないディスツイートになってしまったからタチが悪い。
「ヘイ、サム・スミス! 俺のことなんて知らないかもしれないけど、とりあえず俺のフィアンセにメールを送り続けるのだけはやめてもらえないか」とサムを牽制したうえで、「まずはここから初めろ!」とダスティン自身の受賞スピーチ動画をサム名指しで送りつけるようなものだったのです。
ダスティンのツイート https://twitter.com/DLanceBlack/status/704199543076818944
⇒【YouTube】Dustin Lance Black Wins Original Screenplay: 2009 Oscars http://youtu.be/vfPXcCroPJc
ダスティンのツイートはたった数時間で1万リツイートを超え、約1万6000件の「いいね」を集めました。
サムは翌朝すぐにツイッター上でダスティンに謝罪。思わぬお灸をすえられ、だいぶ気落ちしてしまったのでしょうか? サムは授賞式から2日たった3月1日、ツイッターを一時休止することを発表、400万以上のフォロワーは突然の発表に戸惑っているようです。図らずも授賞式後のBBCのインタビューで、「アカデミー賞授賞式は人生で最悪のひとときだった。パフォーマンスは酷いできだったしね。授賞式の1分1秒が我慢できないよ」と、騒動を暗示するようなジョークを飛ばしていたサム。
最高の瞬間から一転、アカデミー賞受賞は彼にとって思い出したくもない過去となってしまいそうです。
Source:
『US Weekly』http://usm.ag/1VSQuKr, http://usm.ag/1pp6BoD
『BBC.com』http://bbc.in/24DFQgz
<TEXT/橘エコ>
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【橘エコ】
アメリカ在住のアラフォー・ブロガー。 出版社勤務を経て、2004年に渡米。ハリウッド最新映画レビューやゴシップ情報などのほか、アメリカ女子を定点観測してはその実情をブログで発信中。WEBマガジン「milkik」では「アメかじシネマ」「愉快なアメリカ女子」を連載中(
http://milkik.com/)
橘エコ
アメリカ在住のアラフォー。 出版社勤務を経て、2004年に渡米。ゴシップ情報やアメリカ現地の様子を定点観測してはその実情を発信中。