――泉が淡い恋心を抱いていたように思える月永役の長谷川博己さんもステキでした。どんな方でしたか?
橋本:撮影初日が、長谷川さんとふたりのシーンでした。長谷川さんのご出演作は沢山拝見していて、わたしの中ではふんわりと穏やかなイメージ。。でも現場に入ったとき、そこにいたのは完全に月永さんでした。待ち時間に話している間も、休憩中も、完全に月永さん。だから泉と月永さんの関係性は、自然と作り上げていくことが出来ました。
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『セーラー服と機関銃 -卒業-』より
――ではオフの顔を見た印象はない?
橋本:はい。作品が出来上がって、初号試写のときには印象が違いました。そのときはもともとイメージしていたような優しい方でした。
――敵対する安井役の安藤政信さんの迫力もすごかったです。
橋本:安藤さんとは撮影中、ほとんどお話ししなかったんです。後で監督から伺ったところによると、安藤さんは「俺は敵役だから嫌われなきゃいけないんだよ」って仰っていたらしくて。もちろん現場で挨拶はするんですけど、常に近寄りがたい雰囲気でした。お芝居のときはもの凄い迫力の敵として立ちはだかってくださったからこそ、本気の真剣勝負が撮れたんじゃないかと思っています。安藤さんが先にクランクアップしたんですが、そのときはすごくお話しして下さってまた優しくて、ビックリしました(笑)。
『セーラー服と機関銃 -卒業-』より
――機関銃も撃ちましたね。
橋本:はい(笑)。リハーサルと合わせて、何度か撃っているんですけど、1回1回新鮮な気持ちでした。絶対に慣れませんね。でも撃った後はカイカンでした(笑)。
――主題歌「セーラー服と機関銃」も歌われています。
橋本:誰もが知っている曲ですよね。そうした曲をカバーさせていただけるのは、本当に光栄でした。2016年バージョンということで、オリジナルの良さを残しつつ新しいアレンジも加わっています。曲も映画本編も、新たな曲・作品として楽しんでいただけると嬉しいです。
<TEXT/望月ふみ>
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『セーラー服と機関銃 -卒業-』は全国公開中
配給:KADOKAWA
(C) 2016「セーラー服と機関銃 -卒業-」製作委員会
「セーラー服と機関銃 -卒業-」オフィシャルサイト http://sk-movie.jp/望月ふみ
70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。
@mochi_fumi