映画業界に詳しいライターに今回の状況をどう見るか聞きました。
「角川映画40周年記念作、名作、といった威信を背負って大規模に展開したことが一番の敗因ではないでしょうか。『セーラー服と~』シリーズ自体、万人にウケる作品ではないですから。
もっと小さい規模で上映されていたら、別の評価をされた可能性もあります。
81年公開の『セーラー服と機関銃』で主演を演じた薬師丸ひろ子は雰囲気と初々しさ、オーラがありました。でも、
演技力・器用さという点では、橋本環奈の方が上。従来の星泉を期待していた観客にとって、それが裏目に出てしまった側面もあるのかもしれません」
そういえば、共演した武田鉄矢も、「
演技が上手すぎるんですよ。もうちょっと下手でもいいんですよね。女優としてすごい華を持っている。開花してほしいと思いますね」(2月27日配信の産経ニュースより)とコメントしていました。武田が、橋本の演技がアイドルらしからぬことを指摘しているのかはわかりませんが、彼女の女優としての才能は認めているようです。
女優として花開き始めた橋本。映画関係者によると、事務所側が今回の映画宣伝にまつわるインタビュー原稿をチェックする際、
「アイドル」という表記を削除していたとか。事務所としても、これから本格的に女優として売っていきたい姿勢なのでしょうか。
そんな中、橋本は、初野晴の推理小説「ハルチカ」シリーズの実写版で、Sexy Zoneの佐藤勝利とのダブル主演が決まっています。本作で女優としての真価が問われることになりそうです。
<TEXT/女子SPA!編集部>
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