――猫を見つけても、捕獲するのが大変ですよね。
塩谷さん:そう。ご主人を見たら喜んで寄っていくような子なら、ご主人ごと大きな洗濯ネットをかぶせて捕獲する、なんてことができるんですが、そうでない子は捕獲器を使って捕まえます。
私の捕獲器は、遠隔操作で戸が閉まるような仕掛けをしてあります。捕獲は一瞬の勝負ですから、猫の動向が読めたら100メートルくらい離れた場所で待機し、双眼鏡で様子を見ながら、猫が奥まで入った瞬間に閉めるんですよ。この捕り物は、夕方から深夜に及ぶことも多いです。
⇒【写真】はコチラ http://joshi-spa.jp/?attachment_id=482039
塩谷さん特製の捕獲器。これで確実に猫ちゃんを保護する。
――おかげさまで、私の猫も無事保護できました。捜索をしていて、特に印象に残っているエピソードはありますか?
塩谷さん:なかなか見つからなかった猫をようやく発見し、飼い主さんに確認すると「うちの子です!」というのでホッしたら、ひと月くらいして「やっぱりうちの子じゃありませんでした……」ということがありましたね(苦笑)。脱走してずいぶん経っていたし、よく似ていたからでしょうけど。
――そんなこともあるんですね。では、猫を探す際のアドバイスをお願いします。
塩谷さん:まず落ち着いて、悪い業者にだまされないようにしてください。チラシを作る際は、実際の猫ちゃんと毛色の近い写真を用意すること。画像加工してあったり、実物とイメージが違うと別の猫と間違われる場合があります。
また、室内飼いの猫なら家の近くで隠れていることが多いので、名前を呼びながら丹念に探してあげるといいですね。
【猫探偵社】
http://www.neko1.server-shared.com/
※電話による相談、アドバイスは無償。
※捜索料金は、3日間(1日8時間、合計24時間以上捜索)で、5万8000円。
チラシ作りなどできることは自分でやる場合は、1日半(実働12時間以上)で2万5000円~など、ケースバイケースで対応してくれる。
<TEXT・PHOTO/みきーる>
⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
【みきーる】
ジャニヲタ・エバンジェリスト。女子マインド学研究家。応援歴20年超のジャニーズファン。女心を知って楽しく生きるためのライフハック“女子マインド学”を提唱。著書に『
ジャニヲタあるある』(アスペクト)『
ひみつのジャニヲタ』(青春出版社)他。Twitterアカウント:
@mikiru。
公式ブログ『俯瞰! ジャニヲタ百景』