「だし巻き卵」上手に作れる?あま~くリッチな味にするコツ3
【キレイになるお家ごはんvol.20】⇒Read in English
和食の朝ごはんやお弁当に必ずと言っていいほど登場するのが、「だし巻き卵」。形よく作るために専用フライパンや成形のための道具が売られていますが、実は普通のフライパンでもおいしく作ることが可能です。
内側がふっくらジューシー、外側は甘く香ばしいのが理想的。そこで今回は、高級旅館で食べるような極上だし巻き卵を、以下3つのポイントをおさえながら作ってみましょう。
1.バターのようなコク、シロップのような甘い香りの「超昆布だし」をひく
おいしいだし巻きを作る最大のポイントは、おいしいだしを使うこと。準備の一手間として、昆布をトースターであぶり、甘い香りとコクをまとった黄金色の昆布だしをひく。
2.たまごをかき混ぜすぎない
ふわふわ感を出すには、白身が持っているコシ(弾力)をほどよく残して焼くことが大切。白身も黄身も混ざりすぎないよう意識しながら、5回ほど箸ですくい切って混ぜること。
3.火加減は、ずっと「中火」
弱火で作ると、たまごのたんぱく質がしっかり固まってしまい、ぷるんと感が失われてしまう。逆に強火だと焦げやすいため、誰でも上手に焼くには「中火」がベスト。
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・卵 4個
・干昆布 1枚(20センチ)
・しょうゆ 小さじ2
・砂糖 小さじ2(あっさり)~4(甘め)
・酒 大さじ1
・油 大さじ1
1)干昆布に酒を染み込ませ、トースターのあたためコース(300W程度)で片面5分ずつ加熱する。
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2)甘く香ばしくなった昆布を耐熱容器に入れてお湯1Lを注ぎ、最低30分間置く。多めに作って冷蔵庫保存(2日間)すれば、汁物や煮物などにも活用できる。
3)卵を割りほぐす。超昆布だし大さじ6、しょうゆ、砂糖を加えてざっくり混ぜ合わせる。
4)よく熱したフライパンに油をひき、キッチンペーパーでしっかりなじませてから卵液を流し入れる。火加減は中火。表面がプクプクしてきたら巻いていく。下から上、上から下はやりやすい方で。(写真は下から上)
⇒【写真】はコチラ http://joshi-spa.jp/?attachment_id=497663
5)巻いた部分をスタート位置に戻し、再び卵液を流し入れて同様に巻いていく。
6)すべて巻き終わったら、平らな場所に置いて粗熱を取る。ある程度冷めたら切り分ける。
7)皿に盛れば完成。しょうゆを垂らした大根おろしを添えるのが王道だが、トマトなどの野菜を添えても良い。
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※盛り付け皿:Verre(ヴェール) http://verre.co.jp/ 03-5721-8013
<TEXT,PHOTO/スギ アカツキ>
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【スギ アカツキ】
東大卒の食文化研究家。長寿美容食研究家。在学中に基礎医学や生命科学を学ぶ。さらにオーガニックや久司マクロビオティックを学び、独自で料理研究をはじめる。モットーは「長く美しくを、簡単に」。忙しい現代女性に合わせた健康メニューが得意。ヨガ教室や人気ブログ(http://saqai.com/)も手がけている。
極上だしで作るヘルシー卵料理『だし巻き卵』
材料(2人分)
作り方
スギアカツキ
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12
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