マンションの“良い・悪い”は見た目でわかる。10のチェックポイント【不動産業者がバラす】
「新築マンションを買うな」と断言するのは、『不動産業界の人だけが知っている新築マンションは買わないほうがいいワケ』の著者である不動産コンサルタントの城戸輝哉さん。
「すぐに価値が落ちてしまう新築マンションを買うくらいなら、よい状態で管理されてきた中古マンションを選ぶほうがよっぽど賢い選択です」とのこと(管理状態は、引っ越しで賃貸マンションを探す場合でも大切ですよね)。
それでは、いったいその管理状況はどう見極めればいいのか、城戸さんに伺いました!
(以下は城戸さんの話)
最もわかりやすく管理状況を見抜けるのが「外観と共用部の第一印象」、つまり見た目の雰囲気です。当たり前のことですが、外観と共用部がどれだけキレイに保たれているかというところに、住人の「美意識」とマンションを大事にしたいという「やる気」が表現されています。
そのマンションに愛着を持ってこれから先も住み続けたい人が多く住んでいる証拠である「外観の第一印象」のほうが、築年数の新しさよりもよほど大切な点です。万が一、将来的に売ったり貸したりしなければならなくなった場合を考えても、資産価値が維持される可能性が高いのでオススメができます。
具体的に特にチェックすべきは、以下のような箇所です。
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1、外壁のヒビや鉄部のサビが修繕もされずにほったらかしになっていないか?
2、外壁の塗装やタイルの補修がまめに行われているような印象があるか?
3、ベランダにゴミが積み上がっても気にしない住戸がたくさんないか?
4、外壁に付けられたエアコン室外機や外から見える配管の工事が雑に感じないか?
5、植栽の手入れはしっかりされているか?
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築30年以上でも、こういった部分が好印象な状態に保たれていれば、管理がしっかりされているということです。実際、築10年前後で管理状況のよくないマンションよりも、築30年以上で管理状況の良いマンションのほうが、よほど第一印象で清潔感を感じることは珍しくありません。
大事なのは築年数よりも「見た目の第一印象」
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『不動産業界の人だけが知っている新築マンションは買わないほうがいいワケ』 不動産業界の問題点に切り込み、間違いだらけの家探しにあなたが陥らないための方法を不動産のプロが伝授する。 |