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「結婚しろ」「早く産め」ってうるせえ!同調圧力を切り裂く“オンナ武士道”のススメ

結婚も出産も望まない、今を使い捨てるロマン

 例えば40代の独身女性である著者は、その願望が皆無なのにもかかわらず、しばしば周囲から「結婚・出産の推奨」を受けるという。その気はないといくら主張しても、「強がり言っちゃって」「諦めるのはまだ早い」「ナガコも早く産みなよ~」といった言葉がたびたび飛んでくる……。しかし著者は、同調圧力に一切屈することなくこう言ってのける。 ===== 恋愛には刹那的な陶酔感のみを求める。 明日以降の自分の感情に責任を持てないという理由で、結婚も出産も望まない。 ただただ今を豪快に使い捨てる。それが私のロマンである ※改行は編集部によるもの。 =====  人のせいにしないし、社会のせいにもしない。自分で考え、自分で決断し、自分で責任を取る。ひたすら自分の奥へ奥へと潜り込み、そこでつかみ取った実感を徹底的に言語化していくその姿には、まるで武士道のようなストイックさを感じる。  と書くと、極めて“マッチョ”な本に感じられ、冒頭に挙げた「女性に多大な努力を強いる言説」と何が違うのかと思われるかもしれない。確かに厳しい言葉も多いのだが、本書はそういった言説と決定的に質が異なる。そこにあるのは、「人を信頼しているかどうか」という違いだ。
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正解は自分の“外”ではなく“中”にある
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