Lifestyle

マンションの”隠れワケあり物件”を見抜く方法【不動産業者がバラす】

3.「入居者の話を聞きたい」と不動産業者に頼んでみる

 もし、信頼のおける不動産業者さんと一緒に住まい探しができるのであれば、検討しているマンションに住んでいる入居者で、話を聞かせてもらえる人はいないかどうか聞いてみてください。「そんな都合のいい話なんて……」と思われるかもしれませんが、可能性は意外にあるのです。  ある程度、同じエリアでオススメ出来る物件は限られてきます。親身になって相談に乗ってくれる頼りになる不動産業者さんなら、結果として、同じマンションに仲介後も信頼関係を築いているクライアントが何組かいるということも珍しくありませんので。  このようなルートで住人の「リアルな声」を仕入れられれば、住んでいる部屋を見せてもらったり、住んでみての感想を聞かせてもらったりすることが可能かもしれません。管理組合の理事会に参加している住人の話も聞くことができれば、リアルなことがわかるので、相当な安心感になると思います。  ついでに、近所の便利なお店情報や周辺環境のことなども聞けると、住んでからの生活も想像しやすくなるはずです。  購入を検討している住戸の上下左右の住人に直接挨拶に行って、「今、検討しているところなんですが」と伝え、管理状況からコミュニティの雰囲気をヒアリングしてきたという方も以前、お客さんでいらっしゃいました。管理人さん以外でも、清掃業者、宅配業者などに客観的なイメージや評判を聞くチャンスがあったら、迷惑にならない程度にトライしてみるのもいいかもしれません。  賃貸の場合もそうですが、購入ならなおさら住民コミュニティは大事なんです。住み心地や雰囲気は、物件データを見ているだけではわからないので、必ず現地に行って、声を聞いて確かめてみましょう。 <TEXT/女子SPA!編集部> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 【城戸輝哉氏】 建築・リノベーションプロデューサー、不動産コンサルタント。自身がCEOを務める「スマサガ不動産」が「営業マン不在・物件広告なし」という業界の常識を覆すスタイルを確立し、大きな注目を集める。初の著書となる『不動産業界の人だけが知っている新築マンションは買わないほうがいいワケ』が好評発売中。
女子SPA!編集部
大人女性のホンネに向き合う!をモットーに日々奮闘しています。メンバーはコチラ。twitter:@joshispa、Instagram:@joshispa
1
2
Cxense Recommend widget
不動産業界の人だけが知っている新築マンションは買わないほうがいいワケ

不動産業界の問題点に切り込み、間違いだらけの家探しにあなたが陥らないための方法を不動産のプロが伝授する。

あなたにおすすめ