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ベランダに死体が!月9万円の豪邸に住んだら…【シングルマザー、家を買う/50章】

白いハトの呪い!?

 恐る恐る近くで見ると、それは死にたてほやほやの白いハト……。カラスにつつかれてしまったのか、身体の半分が赤く染まっている。 ……ねぇ、みなさん。ハトですよ! 死んでいたのは、平和の象徴である白いハトですよ!!! これから入居しようと思っていた家のベランダに、白いハトが血に染まって死んでいたんですよ!? そんなこと、ありますか!? シングルマザー、家を買う/50章_2 思わず「ひっ」と声をあげ、後ずさりしてしまったが、そこはポジティブ思考だけが取り柄の私。この家に住みたいあまり、「平和の象徴であるハトが死に場所に選ぶほどの家なんだ!」と声に出していたのだ。恐ろしい、恐ろしすぎる! ポジティブって怖い!  冷静な今であれば、どうしてこの豪邸がこんなにも低価格なのかに疑問を持つはずだが、人間浮かれると都合の悪いことには目を瞑る。その後、考える時間もなく、値段にそぐわない豪邸に住むことを決め、転居したのだった。  しかし、この家に住み始めた私たち一家は、ハトの呪いなのか、次々と恐怖に見舞われることとなったのだった……。その話は、また次にでも。 <TEXT/吉田可奈 ILLUSTRATION/ワタナベチヒロ> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 【吉田可奈 プロフィール】 80年生まれ、フリーライター。西野カナなどのオフィシャルライターを務める他、さまざまな雑誌で執筆。23歳で結婚し娘と息子を授かるも、29歳で離婚。座右の銘は“死ぬこと以外、かすり傷”。Twitter(@singlemother_ky※このエッセイは隔週水曜日に配信予定です。
吉田可奈
80年生まれ。CDショップのバイヤーを経て、出版社に入社、その後独立しフリーライターに。音楽雑誌やファッション雑誌などなどで執筆を手がける。23歳で結婚し娘と息子を授かるも、29歳で離婚。長男に発達障害、そして知的障害があることがわかる。著書『シングルマザー、家を買う』『うちの子、へん? 発達障害・知的障害の子と生きる』Twitter(@knysd1980
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シングルマザー、家を買う

年収200万円、バツイチ、子供に発達障がい……でも、マイホームは買える!

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