「たしかに修造はCMなどで役者顔負けの演技をしていて、セリフやキャラクターを完璧に作ってCMに臨んでいるという撮影秘話もよく目にします。でも、はたしてそれは“役”なのか。
本人が役作りを完璧にしているのだとすれば、それはもはや我々凡人の領域を超えた、松岡修造という宇宙の中の内面的なところから出てくる芝居であり……(以下、アツすぎて省略)」
つまり五箇氏は、修造は“修造役”を完璧に刷り込みすぎて修造役しかできないと考えているようだ。しかし、もし自分以外の役をやるとしたら、と聞くと……
「
役作りを追い求めるあまり、とことんまでやるでしょうね。ヒール役の役作りのあまり犯罪に手を染めてしまう、とまではいかずとも、自身の正義感と役作りとのはざまで精神的な破たんを招いてしまう可能性もあるかもしれない。
そのくらい修造は“パーフェクトヒューマン”だということです」
そこで、五箇氏に修造主演で作品を作るとしたらどんなものになるのか考えてもらった。