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「SMは脳内快楽」女王様にきいた“性”の奥深さ

完全紹介制だけど、女子SPA!の女性読者にチャンス

 性格と性癖は異なり、人懐っこくて甘えん坊でもセックスでは残虐性を好む人、つんけんしていたり人を転がす能力に長けていたりするのに“ベッドの上では子猫ちゃん”な人もいるという。日ごろのイメージだけでは計り知れないのが“性”の奥深さのようだ。  だからこそ、同店を訪れる際は「ドアを開けるとともに心のカギも開けて入ってきて」とみずきさんは言う。  リナさんも、「無理強いはしないぶんNoと言ったらそこでおしまいだから、素直な気持ちで来てくれると嬉しいかな。“本当はYes”のNoを見抜くくらいの目は持っているけれど、グズグズしてるのは面倒くさい。優しいけど、そこまで優しくないよ、私(笑)」と、女王様らしい一言を放つ。  なお、同店は完全紹介制。そのため、得体の知れない人はいないという安心感のもとで本音を吐露することができる。  本来は一見さんお断りとのことだが、今回に限り「女子SPA!の記事をみた」と事前に電話をもらえれば、女性客に限り入店許可をいただけることとなった。(複数人の場合は女性同士に限る)  SやMを好む傾向を感じてはいるがどうしたらいいかわからない、興味はあるがはじめからハードな場は躊躇してしまうなど、ほかでは相談しにくい性癖や悩みを抱えている女性はもちろん、SMバーで働きたいと思っている女性も大歓迎とのこと。

縄師や女王様は「アーティスト」

SM3

海外ではアートとして扱われる「緊縛」

 最後に、みづきさんはSMへの思いの丈を口にしてくれた。 「SMってメディアではハデなことばかり取り上げられるけど、例えば“縄”は江戸時代の罪人縄からの流れがあって、何百年も続く日本独自のモノなんです。  海外では芸術としてとらえられていて、縄師や女王様はアーティストとして迎えられるんですよ。でも、日本ではただの性癖で、風俗で、変態みたいに扱われるでしょ。だから、遠くない将来、ショーもできるお店をやりたいと思っているんです。  最初は冷やかしでもいい。動物園に行くみたいなノリで来てもらって、キレイだなって感じてもらえたら、心を開いて話を聞いてもらえたら嬉しいですね」  今年で9周年を迎える同店。7月には感謝祭、9月には新宿でイベントショーもおこなうとのことなので、実際にその目で見てみてはいかがだろうか? <TEXT・PHOTO/千葉こころ> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 【店舗情報】 ボンテージバー毛玉 住所:東京都港区六本木7丁目14-10 電話番号:03-5411-8008 営業時間:20:00~LAST 定休日:土日祝日
千葉こころ
ビールと映画とMr.Childrenをこよなく愛し、何事も楽しむことをモットーに徒然滑走中。恋愛や不倫に関する取材ではいつしか真剣相談になっていることも多い、人生経験だけは豊富なアラフォーフリーライター。
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