K-1王者・武尊の女子人気が凄い!強くてヤンチャな魅力に迫る【独占インタビュー】
大人気の格闘技イベント「K-1 WORLD GP」-55Kgで22歳にして世界王者となった武尊(たける・24歳)さん。格闘技好きの女子の間でも絶大な人気を誇る彼が、満を持して女子SPA!に登場! 強いだけじゃない、芯の強さとイタズラっぽい笑顔を兼ね備えた武尊さんの魅力に迫ります。
―――格闘技選手と言えば、熊をも倒しそうな大きな肉体と野獣のような鋭い眼光をイメージしてしまいます。武尊選手はどちらかというと、小柄なベビーフェイスの少年という印象を抱きますが、どうしてわざわざK-1ファイターという過酷な道を選んだんですか?
武尊:子どものころ、K-1が大ブームだったんです。アンディ・フグ選手に憧れて、小学2年生になったときに空手をはじめました。かっこいいんですよね。圧倒的な強さと華やかさがあって本当に憧れでした。
そこから中学校卒業まではずっと空手三昧で、正直、それ以外のことをやろうと思わないくらいに熱中していました。ほかのことをしようと思ったのは高校からで、ボクシング部に入りました。
―――空手からボクシングに転向した理由は?
武尊:空手って顔面への攻撃がないんですよ。自分がやりたいのは実践的な格闘技なので、ボクシングなら顔パンチができると思って入部したんですよ。でも、すぐに高校を中退したので入部してたのは2ヶ月半から3ヶ月くらいかな。
―――高校生のころは、かなりヤンチャだったんですか?
武尊:それほどではないですよ(笑)。ただ、プロになるためにはスポーツじゃなくて、もっと実践的なことをしないといけないなって思っていたんです。だから、高校を辞めてからすぐにキックボクシングのジムに通って、本格的にK-1への道を目指していましたね。
だけど、K-1への登竜門とも言われている「K-1甲子園」に出場しようと思ったら、「高校生限定」って言われたんですよ。高校を中退したので、参加資格すらなかったことが判明したんです。
―――前を向きすぎて、行動が裏目に出ちゃったんですね。
武尊:そうなんですよ。その事件があったので、「K-1甲子園」出場のために通信制の高校に入学することにしたんですよね。そこからはバイトとジムに通いながら生活していたんですけど、ある時期からこれじゃダメだって思うようになったんですよ。
ジムに通っている人みんながプロを目指しているわけじゃなくて、これって同好会みたいなものなんじゃないかなって感じるようになってきたんです。
もっと実践的な技術が欲しいって思うようになって、17歳のころにバイトしていた貯金と新車で買ったバイクを売り払って、キックボクシングの本場・タイに行くことにしたんです。