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シェアハウスは意外とイヤな人がいない!でも、こんなデメリットも

シェアハウスならではのデメリット

 ただ、トイレはいかんせん臭い。汚くはないんです。でも女子トイレは汚物入れがあるからか、男子トイレよりも臭い。消臭剤か何かの匂いと混ざって強烈です。空気清浄機みたいなのが置いてありますが、効果なし。ほかのハウスに見学に行ったときも臭いと思ったので、課題なのかもしれません。  キッチンで調理するときは、自室から忘れ物をせずにすべての食材を持ってから行かないと、登ったり下りたりを繰り返すことに……。これは忘れ物の多い自分にとってはいい訓練です。

「こだわりの生活」には向かないけど…

 共用部分が多いことから、「こだわりの生活」をしたい人には向きません。自分、無添加嗜好で、食器を洗うのも固形石けんを使っていましたが、今は共用の合成洗剤です。布ナプキンも面倒くさそうなので紙に戻しました。「美しく意識高い生活」は、あんまり望めなそうです。  が、なにより楽なのは、日々、使った後に軽く拭くくらいで、基本的に水回りの掃除が一切いらないこと。共用部分は業者さんが綺麗にしてくれるのです。掃除の嫌いな自分にとっては、これは大きなメリットです。  大きな騒音もなく「うるさくて眠れない」ということはありません。強いて言えば初日、冷蔵庫の音が気になって眠れなかったくらいです。今やそれも慣れました。夏は暑そうだけど。

イベントに参加すればすぐに友達も

 ハウスではしょっちゅう、パーティや何かのレッスンが開催されていて、そういうものに参加していればすぐに知り合いができるでしょう。喫煙室でも友達が出来るようです(私はなんだかんだそういう催しに一度も参加していない上に、ずっと自室にこもっているので、未だに友達はひとりもいませんが)。  プライベートな時間を守ろうと思えばできるし、ラウンジに行けばお友達がいるかもしれない。自分の使いようによって、いかようにもなりそうです。住人同士の交流があり、規律がそこそこ守られているので、ひとり暮らしの予習や、住み替えなどの短期の居住、SOHOの人、外国人のお友達が欲しい人などには最適でしょう。  ちなみに先日、酔っぱらって、部屋でマイケル・ジャクソンを熱唱&ダンスしていたら、管理人さんから「うるさいとクレームが入りました。どうしましたか?」といたわりのLINEメッセが来ました。「どうしましたか?」と言われても……。 <TEXT/和久井香菜子> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
和久井香菜子
ライター・編集、少女マンガ研究家。『少女マンガで読み解く 乙女心のツボ』(カンゼン)が好評発売中。英語テキストやテニス雑誌、ビジネス本まで幅広いジャンルで書き散らす。視覚障害者によるテープ起こし事業「合同会社ブラインドライターズ」代表
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