Gourmet

極上コーヒーを淹れるコツは?バリスタが教える4つのポイント

カフェラテの奥深い世界

沖:コーヒーといえばカフェラテも欠かせないですよね。カフェラテの味わい方は、コーヒーとどう違うのでしょうか? ラテアート石谷:カフェラテはミルクのキメが細かくてクリームみたいな口あたりが特徴で、ミルクの甘さとコーヒーの風味が両方しっかり感じられるかどうかが重要です。  エスプレッソをきちんと淹れるのを前提に、口あたりの良いミルクを作る。その際、空気を入れて泡を作っているんですが、なるべくきめ細かい泡を作るのがポイント。あとは、飲んでもらうまでのスピードも口当たりに関わってきます。  カフェラテの味の種類は、使っているコーヒー豆によります。ミルクを入れることでカフェオレのようになったり、よくあるキャラメルラテなどはシロップを入れてキャラメルの味を出していますが、豆の特徴によっては何も入れなくてもチョコレートやキャラメルみたいな味がしたり、中にはいちごミルクのような味になるものもあります。  コーヒー豆の種類によってカフェラテの味は無限に広がるといっても良いですね。

簡単なラテ・アートなら1週間で描けるようになる

沖:石谷さんはラテアートも得意だとか。コツを教えていただけますか? ⇒【写真】はコチラ http://joshi-spa.jp/?attachment_id=547251
ラテアート2

ラテアートの基本は「ハート」と「リーフ」の組み合わせ

石谷:「ハート」と「リーフ」という手法を組み合わせて、アレンジするのがラテアートの基本です。僕も最初はミルクをあふれさせて、床をびちゃびちゃにしてしまったりと失敗を重ねましたが……。  コツは、どういう絵を描くかを具体的にイメージするのが大事。  キャラクターものは爪楊枝やピックという針みたいなやつを使って、白いミルクの部分に、茶色いエスプレッソで自分でお絵描きをしていく感じ。そこらへんは絵のセンスがあれば誰でも描けるでしょう。  ハートやキャラクターものであれば一週間程度、リーフなど少し複雑なものなら数カ月で上手く描けるようになると思います。
ラテアート3

ラテアートも楽しめるカフェラテは不動の人気です

沖:最後に、石谷さんが今後、目指すところについて知りたいです。 石谷:まずは、今よりもっとコーヒーを好きになることと、バリスタの全日本選手権で一位を取ること。過去10回の出場のうちすべて入賞はしていて、09年、12年、15年と準優勝は三回獲得したのですが、やはり優勝をしたいですね。  今年の全日本大会は7月末に予選があり、9月末の決勝で優勝したら世界大会に行ける。世界大会でも優勝するのが夢ですので、頑張りたいと思います。
石谷貴之2

こんな素敵なバリスタがいたら、毎日でもカフェに行きたい!

(インタビューを終えて・沖直実)  石谷さんの魅力は、まずはその笑顔。あと、指がものすごく綺麗でした。あの綺麗な細かい指で作業をしたり、ラテアートを作り出す姿も、バリスタならではの萌えポイントですね。あと、「近くにいそうなリアルイケメン」である点も妄想を掻き立ててくれました! 【石谷貴之さんプロフィール】 Freelance Barista として、バリスタ育成(トレーニング)やショップの立ち上げ、イベント内でのコーヒーサーブ、セミナー開催など幅広く活動中。SATURDAYS SURF NYC では国内 4 店舗におけるコーヒー部門のディレクションを務め自らも店舗に立つ。2015.09 には WACKO MARIA 初の基盤店 PARADISE TOKYO のコーヒー部門のディレクションを担う。 Japan Barista Championship 2009.2012.2015 準優勝、Asia Barista Championship 日本代表、Japan Latte Art Championship 審査員、Coffee Fest Latte Art 世界選手権 審査員 <取材・文/女子SPA!編集部 撮影/立花奈央子> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
女子SPA!編集部
大人女性のホンネに向き合う!をモットーに日々奮闘しています。メンバーはコチラ。twitter:@joshispa、Instagram:@joshispa
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