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離婚は不安で寂しい…それでもシングルマザーを選んだ理由

それでも離婚に踏み切った理由

 実際に離婚して感じたことは、手続きなどの作業がすべて落ち着いたとき、達成感や解放感とともに「ひとり」の孤独も押し寄せるということ。  ちょっとした出来事や子どもの成長を、共有できる相手はもういない。家族を養うのも、重たい荷物を運ぶのも、ゴキブリが出たときだって、これからはすべて自分だけが頼りだ。  それらはシングルマザーとして独り立ちした自分自身への戒めになる反面、この先なにがあっても、笑いあったり相談したりするパートナーがいないという実感にもつながる。  一度でも夫婦として過ごした時間を知っていると、独身のころのそれとは違う心細さを感じてしまうときもあるのだ。  でも、結論から言ってしまえば、DVは治らない。どんなに妻が我慢しても努力をしても、生活は改善しないのである。そんな相手であれば、被害が大きくなる前に別れることを全力でおすすめする。  原因がDVでなかったとしても、何かしらのメリットとデメリットが生じるのが離婚。私は離婚によって心身の呪縛が解け、経済的安定と引き換えに、安らぎと笑顔を手に入れた。  もしまだ迷いがあるのなら、「離婚することで失うモノは何か。それを失くしても今を上回る幸せが手に入るか」を考えるだけで、離婚をするかしないかのヒントがちょっぴり、見えてくるかもしれない。 <TEXT/千葉こころ PHOTO/BillionPhotos.com> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
千葉こころ
ビールと映画とMr.Childrenをこよなく愛し、何事も楽しむことをモットーに徒然滑走中。恋愛や不倫に関する取材ではいつしか真剣相談になっていることも多い、人生経験だけは豊富なアラフォーフリーライター。
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