黒島結菜、菊池風磨が好演。「時をかける少女」は夏ドラマのダークホース
【夏ドラマ評 土曜編】
爽やかなミントの風が吹く、土曜放送の青春ドラマをライター・スナイパー小林がご紹介。主演はデビューから1年ちょいでぐんぐん人気を伸ばす、黒島結菜。原作発売から50年経過しても今なお実写化される「時をかける少女」は、ドラマ版の放浪記かしら。
時をかける少女
(日本テレビ/土曜21時~/出演:黒島結菜、菊池風磨<SexyZone>)
芳山未羽(黒島結菜)、深町翔平(菊池風磨)、浅倉吾朗(竹内涼真)は、一見すると普通の高校3年生のクラスメイト同士。しかし実は、翔平は未来からやってきたケン・ソゴルだった。彼が未来に帰るために作っていた薬を偶然に嗅いでしまったその日から、未羽は時間を自由に超えることができる能力を身につけてしまう。夏の高校生活、そこには恋愛と未来への希望、さまざまな思いが交差して――。
「また時かけかー」と正直なところ期待はせずに見ていたのだけど、これが大ハマり。まずは女一人、男ふたりという女性なら青春時代に一度は味わってみたかったフォーメーションにドキドキ。ついでに男2人が自分のことを好きなんて、サマージャンボに当たったようなもんだ。
そしてその3人を彩る背景がノスタルジック。きっと神奈川あたりなんだろうけど、夏の雰囲気が気持ち良く伝わって来る。
私的・夏ドラマのダークホース
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