それから、クンニにも体位があります。正常位、バック、騎乗位、座位。前三つは、挿入の時の体位と同じ態勢で、アソコに男性の口がある感じです。座位だけがちょっと違って、女性が字のごとく椅子に座っています。
おすすめがこの座位です。椅子の高さを利用することで、男性が無理な態勢を取らずとも目の前にアソコがきます。なので、ポジショニングのために足を抑えたりする手がなくて済み、空いた手でクンニしながら手マンができます。ここ超重要です。
クンニはクンニだけで考えるのではなく、
手とセットで考えてください。俗にいう「クンニ手マン」です。俗に、といってもそのまんまですが、これは僕が一番得意とする前戯で、業界では「森のさえずり」と呼ばれています。僕が息継ぎで流れを止めないで済むように呼吸しながクンニするので、口からヒョロヒョロヒュルヒュル音が出てしまい、鳥のさえずりみたいな音に聞こえるからそう命名されました。
唾液もできる限り出して、クリトリスへの潤滑油としてだけではなく、垂れ流れたものが手の方の潤滑油にもなり一石二鳥な「森のさえずり」、よろしくお願いします。
このやり方に辿り着けたのは、僕がクンニそのものが好きだからです。相手が悦んでくれるからだけじゃなく、僕も気持ちいいんです、クンニしていると。
見落としがちですが、人は口唇で快感を得られます。
口が性感帯になるのです。キスが気持ちいいのはそうゆう訳だと言えば、ピンときてもらえると思います。フェラが好きな女性の中にも、「口が気持ちいいから」と言う方がいます。そういう人になると、何時間でも舐めたり吸ったりと、口を使った前戯をしていられるのです。旦那さんの口唇を開発するというのも一つの手ですが、これはまた難易度高めですので忘れてください。
なんだか情報量が多くなってきてしまい、込み入った感じになってきました……。とりあえずクンニのポイントの説明はこれぐらいにして、まとめに入ります。
クンニを上達させるには、それが“一方的なサービス”ではなく、
“2人で楽しめる共同作業”であるという認識を男性に持ってもらうことです。ストライクを意識してもらうのも重要ですが、わかりやすいサインを出すことや、受け取りやすい球を返すことも重要です。前戯もセックスも、真剣勝負であり、キャッチボールです。
森林原人さん
<TEXT/森林原人>
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