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AV撮影現場は心霊スポット!?いないはずのナース役が…

いないはずの“7人目のナース”が…

出没地帯』に載っている病院スタジオには、和久井も行ったことがあります。そのときは(たぶん)異変は起きなかったと思うけれど、同書では、6人しかいないはずのナース役に7人目を見た人が続出したとあります。……本当に勘弁してください!  AVの現場では、重要なシーンほど密室で行われます。エアコンは音が収録の邪魔になるため消してしまうので、撮影中はかなり空気がよどんでいます。人の欲望が渦巻くところには、なにかよからぬ「澱(おり)」みたいなものが溜まりそうです。それでなくてもいわくつきのスタジオで、澱の溜まりそうな収録をしていたら、そりゃあ出ますよね!! 出ますよきっと……!!

『出没地帯』の著者は意外と冷静だった

 先日、『出没地帯』出版記念イベントがあったので、行ってきました。そこで川奈さんに、「AV収録現場で書籍にあったように、心霊現象がよくあるのはどうしてでしょうか?」と聞いてみました。
『出没地帯』出版記念イベント

『出没地帯』出版記念イベントの様子。檀上の中央が川奈さん

 すると、 「現場では、スタッフが一丸となって『いいものを作ろう』と取り組んでいます。そんな空気の中で誰かが『見た』と言うと、『見てない』とか『気のせいだ』とは言いにくいのでしょう。協調ムードの中で、みんなが『見た』『出た』と騒ぎになるのだと思います」  と、意外にも冷静なお返事でした。  とはいえ、そんな心霊スポットで撮影した作品を見ながら劣情にまみれた行為をした日には、とりつかれたりしそうじゃないですか……。まあ、そもそも世の男性の多くがAVにとりつかれているわけですが……。  何はともあれ、この『出没地帯』、残暑の折に清涼感を味わうにはもってこいの作品です。個人的には、AVロケ現場の話はもちろん、青山墓地の呪いの話もそうとう怖かったです……。 <TEXT/和久井香菜子> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 ★和久井さんが「AVエキストラ体験記」コミックエッセイ化クラウドファンディングを実施中!!
和久井香菜子
ライター・編集、少女マンガ研究家。『少女マンガで読み解く 乙女心のツボ』(カンゼン)が好評発売中。英語テキストやテニス雑誌、ビジネス本まで幅広いジャンルで書き散らす。視覚障害者によるテープ起こし事業「合同会社ブラインドライターズ」代表
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実話怪談 出没地帯

映像業界・ライター時代・引退後、川奈まり子が体験した恐怖の実話、街の怪異を集めた怪談集。これは、すべて本当にあった話です。

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