「休日にイクメンと言われている同僚を見かけました。奥さんと子供と一緒だったんですが、ピカピカの白いスニーカーに細身のパンツ、ブランド物のシャツを着ていました。そんな格好で2歳児と遊べるとはとうてい思えません」(30歳・IT)
おしゃれなパパは素敵ですが、汚れる想定をしていない服を着ている男子は偽イクメンの可能性が高いでしょう。
「子供が生まれても、趣味の映画鑑賞に独身時代と変わらない時間を費やしている同級生がいます。しかも、SNSに長文の批評を毎日連投。『子育ては大変』とイクメンぶっていて耳を疑を疑いました」(27歳・メーカー)
結婚前と変わらぬレベルで自分の趣味に時間を費やしている男性がイクメンを名乗るのはどうしても疑ってしまいます。
「育児を少しするだけでもすごいとは思いますよ。でも、イクメンに限って不倫をしていたり、奥さんに平気で『俺はこんなに育児をしている』とか圧力をかけています」(30歳・証券)
自分は育児をしている、という自負がありすぎるため、妻や周囲に対して上から目線な態度をとるところに偽イクメンの問題があると言えます。
「自称イクメンの上司は育休中に不倫をしていました。さらに『今日は保育園のお迎えがある』とか言って早く退社しては、不倫相手と会っていることも私は知っています。むかつきすぎて、社内告発してやりたいくらいですよ」(29歳・メーカー)
男性社員が育児参画しやすいように勝ち取ってきた権利も、こうした偽イクメンたちの軽率な行動によって簡単にぶち壊されてしまいます。
当たり前に育児をしている男性社員がきちんと日の目を見られるように、偽イクメンの横暴はチェックしていきたいものです。
<TEXT/瀧戸詠未>