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「親に月5万円仕送り」…やがてくる親の老後問題

 そして、“親の老後”問題に拍車をかけるのが兄弟の存在。「親の面倒を誰が見るか?」で揉めるのはもちろん、最悪なのは彼らが実家に寄生しているパターン。風間直道さん(仮名・33歳・公務員)の弟はニート歴10年で現在30歳だ。 「バイトを始めては辞めるの繰り返しで、最近はほとんど引きこもり。20代前半の頃は家庭内暴力も酷くて、両親は恐怖心から『とにかくおとなしければいい』と現状を容認しています。でも、弟を一生養えるわけがない。親が死んだら実家に50歳のニートが1人とか、冗談じゃありませんよ!」  これまで女性がその多くの負担を強いられてきた介護に男性も参加するようになったことは喜ばしいことだが、うつになられたら親の介護より厄介だ。世の男性方には、育児も介護も一人で頑張ってきた母親世代の女性たちを見習って、気を強くもって取り組んでもらいたいものだ。 ※全国の都市部で暮らす30~49歳の既婚男性(正社員・契約・派遣・公務員)に調査。2000人アンケートで「家族に疲れた」と感じたことがある1180人(59%)から無作為に500人を抽出し、その原因について詳しく聞いた。 ―家族に疲れた症候群【5】―
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