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ルー大柴か!?小池都知事のカタカナ語連発、意味わかる?

 小池百合子都知事のスピーチが話題になっています。会見や所信表明で、これでもかとカタカナ語を連発しているのです。「ルー大柴みたい」と語った松本人志をはじめ、“IT企業の社長みたいだ”と感じる人もいて、調べてみるとその多さに驚きます。  スマートな小池知事だからカッコよく聞こえるとはいえ、文字だけで見ると何のことやら分からないというケースも。そこでカタカナ語の意味を確認したうえで、改めてメッセージを読み直してみましょう。

①それ必要か?「ホイッスル・ブロワー」

 9月30日の定例会見で登場。築地市場の豊洲移転問題に対して、公益通報制度を用いて真相を明らかにしたいと語った小池知事。そのときに出てきたのが、ホイッスル・ブロワーというワード。どういうことなのでしょう? <笛を吹くということでありまして、一種の内部告発であります。>  三村マサカズから「そのままかよ」とツッコミが入りそうです。

②横文字のオンパレード めくるめく所信表明

 9月28日の所信表明演説。ここでも横文字上等の百合子節が炸裂しました。すぐに理解できるのは「都民ファースト」だけ。以下、適宜カタカナ語に訳語を配置して引用します。 <ワイズ・スペンディング(賢い支出)という言葉がありますが、豊かな税収を背景に、税金の有効活用の観点が損なわれることがあってはなりません。  そのためにも、セーフシティ(安心安全な街)、ダイバーシティ(老若男女、健常者と障がい者の区別なく暮らせる街)、スマートシティ(利ざやで賢く儲けて発展する街)の3つのシティを実現し、(中略) サステイナブル(持続可能)な東京を実現する。 (中略)東京大会をスプリングボード(きっかけ)に都民生活や企業活動の「新たな常識」をつくり出す>  舛添前知事だったら、袋叩きにあっていたはず。見た目とかプレゼン能力がいかに重要であるか思い知らされます。
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