阿部寛、ついに“犬”になる!?今年の本命ドラマ「スニッファー」の見どころ
【芸能ライター・スナイパー小林のドラマ評~2016秋ドラマ 土曜編】
民法各局の秋ドラマがスタートしてすでにそろそろ中盤へ。そんな中途半端とも言える時期にNHKでまたもや面白そうな“匂い”のするドラマが始まった。第一回目の放送を終えて見どころをピックアップ。
●スニッファー嗅覚捜査官
NHK総合/毎週土曜22:00~
出演:阿部寛、香川照之、井川遥
華岡信一郎(阿部寛)は、犬並みに鼻が効くコンサルタント。その技を買われて警視庁・特別捜査支援室の捜査に加わることになった。ペアを組むのは、50歳で独身の小向達郎(香川照之)。小向とともに、今まで捜査班が予想もつかなかった“匂い”という角度から、華岡は事件を解決していく。
放送前からドラマファンの間では「今年の本命だ」と騒がれていた作品で、ウクライナで制作された世界的大ヒットドラマのリメイク版だ。臭いで相手の昨夜食べたものからキスの回数、ついには時限爆弾装置の回線を当てるところまで嗅覚のレベルを上げていく華岡。
一歩間違えると“事故”になりそうな胡散臭い話なのに、やっぱり阿部ちゃんにかかるとドラマティックでおもしろくなる。匂いに執着し普段はクールぶっている花岡も、娘には頭が上がらない。そこに加えて、香川照之演じる小向の情けないおっさん感。時には女医の末永由紀(井川遥)もマドンナ的に登場する。なんか人間臭くていいな、と思う。
高橋メアリージュンが刑事役で登場。「闇金ウシジマくん/TBS」のドスが効いた闇金役の印象が強くて、いつキレるのかハラハラしてしまう。
<TEXT/スナイパー小林>
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【スナイパー小林 プロフィール】
ドラマ解説、芸能、恋愛、カルチャー、美容・健康ネタ好きのライターであり、編集者であり。執筆や編集を手がけた媒体は100冊以上。約20年以上ドラマをこよなく愛し、ついには趣味が仕事になった幸せ者のアラフォー。Twitter:@hisano_k
阿部寛がついに“犬”になる…!?
スナイパー小林
ドラマ解説、芸能、恋愛、カルチャー、美容・健康ネタ好きのライターであり、編集者であり。執筆や編集を手がけた媒体は100冊以上。約20年以上ドラマをこよなく愛し、ついには趣味が仕事になった幸せ者のアラフォー。Twitter:@hisano_k
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