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カズレーザー、美女タレントに「ブスです!」。新番組で光る不思議な魅力

 レギュラー番組だけではなく、ひな壇、パネラーなど、表情ひとつ変えずに独特のコメントを放つカズレーザー。最近、特番なども重なった時期だけに、見ない日がなかったと言ってもいいかもしれません。  そんな中、始まった冠番組『絶対!カズレーザー』は、彼の不思議な魅力が気になる人は必見の深夜番組です。
絶対!カズレーザー|テレビ朝日

絶対!カズレーザー|テレビ朝日公式サイト http://www.tv-asahi.co.jp/kazlaser/

『絶対!カズレーザー』は、火曜の深夜に放送されています。個人的には、『フリースタイルダンジョン』を観てからの流れが理想的です。ダンジョンのラップ対決で覚醒し、『絶対!カズレーザー』の毒素で締めるのがちょうどいいと感じました。  最近も、『フリースタイル~』で呂布カルマ vs R-指定の名勝負にシビれていたところ、『~カズレーザー』では、10人の自称美女タレントを美人かブスかジャッジしていくカズレーザー無双に目が覚めました。ちなみにどちらもテレビ朝日系。

魅力その1 現場をいい意味で乱す力

 番組は、カズレーザーにやらせたい企画を募りそれを実行していくというもの。  初回&2回目は、「街の奇人は本当に奇人か」を調査するロケ。一般の方で、「ちょっと風変わり」な人をカズレーザーが根掘り葉掘り取材。もう、相手やその場の空気をかき乱すことに関して、天才的です。  UFO村のオヤジとの一戦は、彼の店に置いている高価だという隕石を素手で触ったり、勧められた隕石入りの水を「汚ったねえ!」と拒否したり、たまたま入った客に勝手にサービスで持って帰らせようとしたり…ヒリヒリするぐらいの悪態オンパレード。  私、世代的に『元気が出るTV』の高田純次vs清川虹子戦を思い出してしまいましたよ。一連の潜入取材を終えて、相方・安藤なつが待つロケ車でジャッジ。「あれは奇人だろ!」と正解を導き出すというもの。こうして、4人の「奇人」と呼ばれる人に会っていくのでした。

魅力その2 毒のある取材力

 バラエティ番組などでも分かるように、カズレーザーは目上の先輩方にもサラっと毒を吐きます。相手が一般人だって容赦はしません。街で目撃情報などがSNSなどに上がることもある「たわしおじさん」(※)での取材シーンは見事でした。 ※たわしにリードをつけて犬のように散歩させているおじさん ⇒【Instagram】はコチラ https://www.instagram.com/p/BE0zvGSSz3E/

自作の吹き出しを付けて、LINEスタンプの代用画像を作る、の図

カズレーザーさん(@kazlaser)がシェアした投稿 –

 ズバリ思っていることを発し、相手の傷口をどんどん広げていくインタビュー能力は素晴らしいと思います。たわしおじさんの設定もどんどん矛盾が出てきてしまい、最終的に「凡人」に認定されました。次々と化けの皮がはがされていく様子に、刑事ドラマのような凄みすら感じました。
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「あなたはブスです!」容赦のない審美眼が大活躍
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