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“王子キャラ”が次々と逮捕。高見沢、及川光博も「疲れた」って【辛酸なめ子】

いまどきの男を知る会 ファイルNo.4 王子系男子】  このところ王子キャラが世間を騒がせているようです。

マダム疲れ?青少年や子どもに走る王子たち

 まず、今年6月に発生したのが「栃木のプリンス」の事件。ホテルニュー塩原専属歌手の宇都ノ宮晃が、16歳の少女にみだらな行為をした疑いで逮捕されました。温泉宿のマダムキラーと呼ばれ、大人気だった栃木のプリンス。知人にもハマっている人がいましたが、「月曜から夜ふかし」(日本テレビ系)で紹介されたり、知る人ぞ知る存在だったようです。
シングル「俺は俺だ」

シングル「俺は俺だ」/Amazonより

 白い羽をまとった衣装で歌っている画像を見たら、やつれ気味ですが目鼻立ちは整っていて、王子と呼ばれるのも納得です。しかし彼は「仕事のストレスを解消したくて」少女へのわいせつ行為に及びました。  ステージはノーギャラでおひねりだけが収入、4畳半の楽屋で寝泊まり、バイキングの残り物を食べて、さらにそば屋でバイトをしていたという、王子と真逆の環境で生きていたようです。貧しくても心は王子……。しかし生活苦と、王子を演じ続ける疲労、マダムばかりに追いかけられるストレスで、欲求不満がたまっていったのかもしれません。  同じようなケースが、イケメンヴォーカルグループ「LE VELVETS」でバリトンだった黒川拓哉が女子中学生を買春した件。芸大出身の気品あるたたずまいの王子様的な男性です。
LE VELVETSで活動していた頃の黒川拓哉

LE VELVETSで活動していた頃の黒川拓哉/LE VELVETS公式YouTubeより https://youtu.be/krNp9u8xMaE

 安倍昭恵さんも応援していたそうで、年上の女性に根強い人気がありました。昨年、成城マダムが開いたパーティにもこのグループは呼ばれたそうで、「おばさんたちに追いかけられて癒しを求めたくなったんじゃない」と、知人のマダム談。反動で10代とかかなり若い方に行くのが問題を起こした王子キャラに共通する特徴のようです。マダムに吸い取られた生体エネルギーを若い女子で取り戻そうとしたのかもしれません。  そしてさらにダークサイドな王子が出現。“社交界のプリンス”と名乗る熊谷裕樹が児童ポルノ法違反で逮捕されたのです。「王侯貴族文化の研究や伝統継承し、世の中に再発信する」と公式サイトには書かれていましたが、とくに貴族の血は引いておらず、ヤフオクでそれらしい勲章を買っていたとか。言ったもの勝ち王子です。
熊谷裕樹/公式ページのプロフィールより

熊谷裕樹/公式ページのプロフィールより http://www.kumagai-activity.com/

「新世界秩序構築」などとも書かれていて、単に陰謀論好きなのかもしれません。プロデュースしていた少年アイドルグループのPVもピラミッドに目のシンボルとか出まくっていました。彼らに身の回りの世話をさせて「王子様」と呼ばせていたそうです。王子感を保つため、若いエネルギーを少年たちから吸収していたのでしょうか。  かつては“タイの王子”とも詐称したり、誰でも入れるワインイベントで撮ったモルドバ共和国元農業食品産業大臣との写真を、モルドバ共和国元大統領とのツーショットだと偽ったり、王子のフリを続け、ネタを仕込むのも大変そうです。
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王子の職業病「王子疲れ」
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