肌が悲鳴!働く女性は平日14時間もメイクしっぱなし【調査で判明】
働く女性のみなさん、自分が1日に何時間、メイクをつけているか意識したことはありますか?実は「えっ!」というほど長い、ということが調査で明らかになったんです。
化粧品メーカーのナチュラピュリファイ研究所が、フルタイムで働く20~30代女性1000人を対象に行った「メイクと肌の負担に関する意識」調査によると、平日にメイクをつけている時間は平均14時間。9割以上の人が10時間以上、メイクをしていることがわかりました。
さらに、残業などで帰りが遅い日は、20代・約16時間、30代・約17時間と、「起きてる間はメイクしっぱなし」状態でした。休日は短くなりますが、それでも平均10時間。ほとんど、メイクが肌の一部と化している実態がうかがえます。
「こんなに長い時間つけてたのか!と正直かなり驚きました。ケミカルな成分で肌を覆い隠して、今は良くても今後の肌がとても心配です」(30代未婚・恋人無し)という感想はごもっとも。
自分がメイクをつけている時間を知って、82.3%が「思っているより長い」と答え、87.6%が「肌への影響が不安になる」と答えています。あらためてメイク時間を数字で見ると、肌へのダメージがめちゃくちゃ心配になってきますよね。
一方で、これだけ長時間メイクをしているのに、メイク直しは「しない」が52.6%、「1回」が34.4%。9割近い人が、朝したメイクのままか、ちょこっと直すだけということがわかりました。その結果、夜になると皮脂でメイクがドロドロに……。
私自身、深夜までメイクしたまま仕事していることがザラです。ふとトイレで鏡を見ると、ベースはムラだらけになり、下まぶたのアイラインが溶けて、まるでホラー映画に出てくる悪霊に取り憑かれた女! 我ながら絶叫ものですよ。
周囲の働く女性に聞いても、似たような状況です。
「ちゃんとメイク直しをする時間はないので、営業に出る前に焦ってファンデを塗り重ねる。夜には4層ぐらいの地層ができてます」(営業・女性・32歳)
「夜、家に帰ったあと、疲れてメイクしたままソファで寝ちゃうことがある。朝シャワーを浴びて、またメイクするときに、毛穴たちが『また塗るの?息苦しいよ~』と訴えてる気がします。そういう日は23時間30分ぐらい何か塗られてるんですから」(事務職・女性・28歳)
長時間メイクを傍から見ている男性からすると、
「夜、打ち合わせとかで近くで見ると、なんか老けて見えることがありますよね。しかも、パソコンにずっと向かってたせいか目も充血してて、けっこう怖いことに……。クチに出しては言えませんけど」(営業・男・35歳)。
ああ、このまま長時間メイクを続けて40代・50代になったら、お肌はどうなっちゃうのか……。
考えられる対策としては、(1)肌に負担がない化粧品を選ぶこと(2)職場以外でのメイク時間をなるべく減らすこと。
(1)については、みんな意識しているようです。前述の調査でも8割以上が「肌の負担の少ないものを選びたい」「コスメの成分はなるべく天然・自然のものがよい」と答えています。
一方で、(2)については実行が伴ってない模様。「家に帰ってすぐメイクを落とす」人は3割だけで、あとの7割は入浴・就寝前までつけっぱなしなのです。家族にすっぴんを見せたくない人や、帰宅直後はクタクタでメイクを落とす気力もない人(私だ!)も多そうです。
「疲れてメイクしたまま寝てしまうことがあるので、メイク落とししなくても影響のないようなベースファンデーションがあれば欲しい」(30代・既婚)との声も。
そして、長時間メイク→肌にダメージ→すっぴんに自信がなくなる→ますます長時間メイクに……。まさに恐怖のスパイラル。
こうなると、長時間つけっぱなしすることを前提にして、なるべく肌へのダメージが少ないコスメに頼るしかないかもしれません。というか、私たち、みんな働きすぎですよね!
【調査概要】 「メイクと肌の負担に関する意識」
調査主体:株式会社ナチュラピュリファイ研究所
調査対象:フルタイムの勤め人で、かつ週4日以上メイクしている女性
20~30代 1000人(20代549人、30代451人)
調査期間:2014年2月28日~3月2日
調査方法:インターネットによる定量調査
<TEXT/女子SPA!編集部>