文具のプロ「コクヨ社員」に学ぶ片づけテク。“きれい”をめざすと失敗する!
年末の風物詩のひとつといえば、大掃除。今年こそ簡潔に短時間で済ませるべく、入手したのが『仕事がサクサクはかどる コクヨのシンプル整理術』。
創立112年の老舗文具メーカー、「コクヨ」の社員が実践している方法を紹介しているのです。整理されているけれど、どこか微笑ましいリアル感あふれる写真とコメントがいっぱい。その数、なんと100! 整理に使うものは主に文具なので、お金もかかりすぎません。
私たちは、「整理=きれい」と勘違いしがち。 本書がオススメする整理とは「作業効率を高める環境を作ること」。つまり、家事や仕事をしやすいのが一番と言っています。
オフィスに限らず家庭や個人宅にもいえますが、人によって落ち着く環境はちがいますよね。それなのに「整理するなら捨てる!」と、居心地の良い空間ではなく、何もないガランとした状態を作ってしまっては本末転倒。それよりも、決められたスペースを効率的に、かつぬくもりのある雰囲気に仕上げられた方がステキです。
本書に学ぶ、自宅でも応用できそうなコツを探していきましょう。
●書類は“ファイルボックス1個分まで”と決める
郵便物やレシートなど、日々増え続ける書類。専用のファイルボックスを設定して「これに入る分しか持たない!」と決めてしまえば、捨て時も見えてきますよね。
ボックスの中を色付きクリアフォルダーで分けておけば、必要なモノもすぐにわかります。
●バッグの中身を“立たせる”
女性の持ち物は何かと多いもの。ここで役立つのがバッグインバッグです。
⇒【写真】はコチラ https://joshi-spa.jp/?attachment_id=799456
今までデッドスペースになっていたバッグの上部もムダにならず、バッグの型崩れも防げて実にスマート。できればバッグ自体も、自立するものがオススメ。
●上着を“虹色ハンガー”にかける
秋冬になると、多くの人が黒のシンプルなコートを着たりして、どこに誰がかけたかわからなくなってしまいますよね。本書のアイデアは「ハンガーの首にカラフルなマスキングテープを巻く」というもの。
マスキングテープならすぐにはがれますし、単純で覚えやすい。“虹色ハンガー”というネーミングも可愛らしく、その日のラッキーカラーでハンガーを選ぶというのも、ささやかな楽しみになりそう。
“きれい”でも“使いやすい”とは限らない
文房具を使ったラクラク整理
1
2