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養子を心から愛せるか?大物女優が語った深い言葉

 数々のヒット作に出演し、アメリカ国内はもちろん、日本でも人気が高い実力派女優のサンドラ・ブロック(53)。  サンドラといえば、ハリウッドの第一線で活躍し、アカデミー賞主演女優賞も受賞したトップ女優。しかしプライベートでは、2人の子の母親でもある。そんなサンドラが、2人を養子に迎えたきっかけ、そして“母親であること”について思いを語った。
サンドラ・ブロック

サンドラ・ブロック

 ルイス君(8)とライラちゃん(5)という2人の養子を迎えているサンドラが養子縁組を決めたのは、ハリケーン・カトリーナがきっかけだったという。  そして、2005年にアメリカを襲ったその大型ハリケーンが来るまで、養子を迎えることなど、まともに考えたことがなかったことを明かした。  カトリーナにより大被害を被ったニューオーリンズ出身のサンドラは、テレビ番組『トゥデイ』で涙目になりながら、当時を思い起こしつつ、こう語った。 「養子についてはこう考えていたの。『やめとこう』ってね。そしたら(ハリケーン)カトリーナが起きたの。カトリーナはニューオリンズで起きたんだけど、なぜか『私の子供がそこにいる』って思っちゃったの。変な話よね」  そして、初めて子供を抱きしめた時、すぐに“自然に感じた”ことを明かした。 「ルイスを見たら『ああ、ここにいたのね』って気分になった。まるでずっと一緒にいたみたいにね」 「あの子は私の腕にフィットしたのよ。それで、私の目を見つめていたの。あの子は賢い子よ」  2010年に元夫のジェシー・ジェームスと離婚したサンドラは、母親業というものがどういうものかよく分かっていなかったそうだ。しかし、長年人から言われていたことが、実際に子供を初めて見た時に、納得できたと明かしている。 「私がずっと言われていたことなんだけど、『完璧な子供があなたのことを見つけ、あなたが自分の子供を見つける』っていう格言があるのよ。でも、その時が来るまで、信じないものでしょ。』『私の家族はどこ?』って思っているような時にはね」 「でも実際にそうなった時に、言われていたことが心から納得できるの」  またサンドラは、2人目のライラちゃんを迎えたのは、ルイス君がそう促したからだと明かした。  サンドラの友人たちが自分の娘たちについて話していた際、ルイス君はすぐに妹ができると口にしていたのだという。そして、2015年に2人目のライラちゃんを迎えたが、これについてサンドラはこう思い起こす。 「この時に私は、この子は何か特別な力があるのかもって思わされたの。今から思えば、(この会話をしていたのは)ライラがちょうど生まれた頃のことなのよ」  子供たちについて、愛情たっぷりに語ったサンドラ。インタビューではこんな言葉も語っている。 「あなたを親として必要としている子どもたちが、まだまだたくさんいます。その子の愛を受け入れたその瞬間から、私たちは永遠にその子の親になるのです」  なかなか子供に恵まれず、養子縁組について夫婦で話し合ったときに、こんな問いが心に浮かんだと言った友人がいた。 「お腹を痛めて生んでいない子に本当に愛情が持てるのか…?」  しかし、サンドラが今回のインタビューで語ったことを聞くと、血縁関係がなくても、愛情は生まれ、親子の絆もできるのだと思えてくる。実の親から虐待を受け、幼い命が奪われる痛ましい出来事が相次ぐ中、親になること、そして親子の絆について改めて考えさせられる。 <TEXT/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>
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