ぽっちゃり女子のファッション誌が10万部! その裏側とは?

 新宿・紀伊国屋の雑誌コーナーを歩いていたら、やけに品薄の雑誌が目にとまった。表紙は渡辺直美。「へー、人気あるんだなぁ」と手にとって見ると、「ぽちゃ女(じょ)のための春コーデ」。……ぽ、ぽちゃ女? 中を見るとファッション誌。ただしモデルの体重が書いてある。「102kg」……102kg!? 思わず即買いした。

モデルの体重が102kgのファッション誌



『la farfa』創刊号、630円。売れすぎて緊急重版したそうだ

 3月21日に創刊したばかりの『la farfa(ラ・ファーファ)』(ぶんか社)。発売から2週間で売上8万部突破。間もなく10万部に届こうという勢いだ。新規ムック本の発行部数は1万~3万部が相場と言われる中、10万部といったらかなりの快挙である。その人気の秘密を探るべく、編集部をたずねた。

 発行人の今晴美さんは、体型で苦労した自身の経験から本誌を創刊したという。「昔はオシャレをしたくても、自分に合うサイズがなくて諦めていたんです。でもいまは、大きいサイズの可愛い服がたくさんある。(だったら大きいサイズのためのファッション誌がないと!)と思ったのがきっかけです」。

 モデルは、服のサイズ「LL~8L」のぽっちゃり女子を起用。身長、体重、3サイズを表記し、読者が自分の体型に合った服をイメージしやすいようにした。カジュアル、シック、フェミニンと、ジャンルを問わないのも特徴。「ぽっちゃり女子は、“フリルは似合わない”“スカートは履けない”などと決めつけてしまいがち。いろいろなジャンルのコーデを載せることで、自分にぴったりのスタイルを見つけてほしいです」と今さん。

 中には100kgを超えるモデルもいるが、“ぽっちゃり”の定義とは?

太っていてもそのことで自分を否定せず、健康的に生きている人にはかわいらしさがある。そういう人は“ぽっちゃり”なのかなと。体重ばかり気にして後ろ向きになっている人は、印象もマイナスですよね」。

 500g増えただけで、(人生オワタ)と沈んでしまう記者……反省。

⇒【写真】ファッション誌『la farfa(ラ・ファーファ)』
http://joshi-spa.jp/?attachment_id=8944


「黒で引き締める」発想、ちょっと待った!



今の若い人たちは、黒タイツに頼りすぎ」と言う今さん。街角スナップのページを見せてもらうと、確かに黒タイツ率が高い。「脚を出すのが恥ずかしいから、どうしても黒で隠してしまう。でも隠しすぎない方がいいんです」。黒ならタイツよりもレギンスや二―ハイにして、少し肌を見せた方がバランスがいいという。他にも、“ジーンズはロールアップにして、足首と足の甲を出すとすっきり見える”といったテクニックが誌面に散りばめられている。

⇒【写真】スタイリスト大瀧彩乃さんのテクニック
http://joshi-spa.jp/?attachment_id=8945


 スタイリングを担当するのは、渡辺直美や柳原可奈子らを手掛ける、ぽっちゃりタレント支持率NO.1スタイリストの大瀧彩乃さん。「普段お仕事させていただくのは、ぽっちゃりでも魅力的な方ばかり。みなさん、体型を活かしたオシャレを楽しんでいます。スレンダーなモデルさんよりも自分の体型を客観的に見ている方が多く、私服のセンスも抜群です」。気になる部分をただ隠すのではなく、全体のバランスを見てコーデを考える。“自分をいかに客観視できるか”がポイントのようだ。

「いつ着るの? 今でしょう!」



(痩せたらオシャレをしよう)……そう心に決めてダイエットするも、いつまで経っても痩せず、結局オシャレを先延ばしにしてしまう。そんな経験、だれしも一度はあるのでは?

『la farfa』の読者モデルNaoさんは、「オシャレを始めて痩せた」と言う。

「ダイエットをしていたときは、食べないことがストレスになっていました。ストレスからドカ食いしてしまい、さらに太る。太るとまたダイエットをして、ストレスで食べて……という悪循環に陥っていました。だったら太っている自分を受け入れようと開き直ったんです。オシャレをして外に出るようになったら、毎日が楽しくて体重を気にしているヒマがなくなりました。そうしたら自然と1年で6kg痩せたんです」と話してくれた。

編集長の今さん(左)と読者モデルのnaoさん

 編集長の今さんも、ぽっちゃり女性へエールを送る。「いまは安くて可愛い服がたくさんあります。痩せてから……と我慢しなくても、現在の体型に合った服を買って、痩せたら買い換えればいい。そうやってオシャレを楽しむことで、太っていることや痩せていることが人間の本質ではないということに気づいてほしい」。いつ着るの? 今です! 今!

 次号は6月28日発売予定。「夏に向けて、浴衣の特集を考えています。『力士みたいになっちゃう……』と浴衣を諦めているぽっちゃり女子が多いんです。でも和装は本来、ふくよかな女性の方が似合う。キレイな浴衣の着こなしを提案したいですね」という今さん。“いまの体型を楽しむ”というスタンスが浸透すれば、女性はもっと自由に生きられるはず。いち女性として、『la farfa』のさらなる健闘を願わずにはいられない。 <TEXT , PHOTO/尾崎ムギ子>

la farfa(ラ・ファーファ)

日本初の“ぽっちゃり女子"のための本格ファッション誌

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