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秋元康が絶賛する3500円のラーメンを食べて、思い知らされた10のこと

 秋元さん、ありがとう。 中華そば屋・すずらん(恵比寿)「チャーシューワンタン麺」 ある日、某カルチャー誌のグルメ特集を読んでいて、目に留まった店がありました。それは、音楽プロデューサーの秋元康氏がオススメしていた「超高級ラーメン店」。恵比寿にある「すずらん」という中華そば屋で、ラーメンが1杯3000円以上なんだとか。 中華そば屋・すずらん(恵比寿) そんな高額ラーメンを食べたことがなかった私は、居ても立ってもいられず、お店に直行。そしてそこには、想像以上の学び・気づき・感動があったのです。 中華そば屋・すずらん(恵比寿) そこで今回は、3500円のラーメンを食べた後に実感した“衝撃的な気づき”を10ご紹介したいと思います。

①見た目が美しい食べ物は、おいしい

中華そば屋・すずらん(恵比寿)「チャーシューワンタン麺」 今回注文したのは、「チャーシューワンタン麺3500円」。手作りのチャーシューと肉ワンタンがたっぷり乗った、一度で二度おいしい人気の1杯だそうです。そして出てきたのが、見るからにおいしそうなビジュアル。上質な材料で丁寧に作られた感が満載で、ため息が出るほどの美しさ。そして目が覚めるほどのおいしさでした。料理は“見た目”も大事と言いますが、あるレベルまで極めたビジュアルの料理は、絶対においしい。そう断言できそうです。

②おいしい脂は、甘い

中華そば屋・すずらん(恵比寿)「チャーシューワンタン麺」 チャーシューとワンタン、そしておいしい肉汁が染み込んだ麺を食べてみた直後に感じたのが、「脂が甘い」ということ。これらは鹿児島県産黒豚などのブランド豚を使用して作られていますが、上質な肉には、旨味成分(グルタミン酸)や甘味成分(トレオニン)の含有量が高いのでしょう。おいしいとんかつを食べた時に感じられる「脂が甘い!」という感動を必ずや味わうことができます。

③「おいしいチャーシュー=柔らかい」とは限らない

中華そば屋・すずらん(恵比寿)「チャーシューワンタン麺」鹿児島県産黒豚など(ブランド豚) 日頃、ただ柔らかいだけのチャーシューにだまされている人も少なくないでしょう。チャーシューを食べてみると、ホロホロとくずれる食感ではなく、ある程度の弾力と噛み心地があることに気がつきます。そうです、“柔らかい”というだけでは、おいしさは表現できないのです。口の中でジューワーっと広がる旨味を持つ濃厚な肉質であれば、その弾力や旨味こそが魅力となるのです。
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白濁スープにだまされてはいけない
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