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なぜ?観光客が消えたハワイで、ホテルが次々にライトアップを開始

 ハワイに到着したすべての人に14日間の自己隔離が義務付けられてから、およそ1カ月。観光客で朝から夜までにぎわっていたワイキキはすっかり寂しい街へと変わり果てています。  そんな中、真っ暗になった客室の一部に明りをつけて、「LOVE」や「ALOHA」など愛がいっぱいのメッセージをライトアップしているホテルが出てきているんです。

ハワイでは観光客激減…失業者が激増

ハワイでは観光客激減…失業者が激増

人気がないホノルルの様子

 ハワイでは新型コロナウイルス対策のため、3月25日より住民に外出制限が行われ、スーパーや薬局などを除き、飲食店や小売店などの営業は停止されています。さらに3月26日からはハワイ州外からハワイに到着した全ての人に、14日間自己隔離することが義務付けられました。公共のビーチに出ることも制限されており、実質的な旅行客の制限に踏み切る事態となっています。  それによってハワイの旅行客数は激減。営業を停止して休業するホテルは100以上になり、普段は観光客でにぎわうワイキキの街は、すっかり静かで寂しい状態となっています。またハワイ州の失業者数は24万人以上を突破。労働力のうち37%が失業する事態となり、ハワイの住民にとってとても厳しい状態が続いています。  そんな中、夜になると真っ暗になるワイキキのホテル群で、客室の一部に明りをつけて心温まるメッセージを届けているホテルが出てきているんです

ホテルにハートのライトアップ

 ワイキキビーチ沿いに建ち日本人旅行客も多く利用する人気のホテル「シェラトンワイキキ」では、ポツリポツリと明りがついている部屋もありますが、通常時に比べると圧倒的に空室が目立ちます。そんな中、ワイキキビーチ側から見て右側建物にハートの明かりが。これと同じようにハートのライトアップを行っているホテルも複数あります。  筆者が確認できたなかで一番最初に始めたのは、3月29日に「カハラホテル」が行ったハートのライトアップです。インスタグラムに「stay safe everyone.(みんな気をつけてね)」というコメントを添えて、その写真を投稿しています。
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Our hearts go out to The Kahala ‘Ohana, stay safe everyone.

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 世界中のこれまでに泊まりに来てくれたお客さん、そしてハワイで暮らす人々が、このライトアップを見て少しでも温かい気持ちになれたらという粋な計らいのように思われます。コメント欄には「またすぐ泊まりいくよ!」「近いうちにまた戻ってこれることを願っています」「私の家の窓から見えたわ!」といった言葉が寄せられていました。  また「ALOHA」や「LOVE]の文字が浮かびがあるようにライトアップしているホテルもあります。「ALOHA」は、ハワイでは「Hello」や「Thank you」に代わる言葉として使われていますが、それ以外にも愛や思いやり、素直、喜びといった様々な意味があるんです。

ハワイは新規感染者減少の明るいきざしも

 厳しい状況が続くハワイですが、ハワイ州政府が行った早期のロックダウンによって、ハワイの新型コロナウイルス感染者数は、4月20日時点で合計584人。さらに1日あたりの新規感染者数は20~30人程度で推移していたのが、4月中旬頃から一日あたり4~5人と少ない日が出るなど、少しずつ減少がみられるようになってきています。  ハワイも日本も大変な状況にある中、生活が一変し大きなストレスや不安を抱えている人もたくさんいることでしょう。でもこんな写真を見ると、心がほんわかと温まるかもしれません。以前のように日本の方がハワイと日本を自由に行き来できる日が来るまでは、もう少し時間がかかるかもしれませんが、それまでALOHAの気持ちを持って、この危機をみんなで乗り越えていきたいですね。 <文/佐藤まきこ> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
佐藤まきこ
女性誌のエディターやファッションビルの広告・プロモーションのプランナー、コピーライターとして長年経験を積み、フリーランスのエディター・ライターへ。ハワイ在住。Instagram:@hawaii_milestone
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